お早うございます。早起きディレクターです。
世の中にはクリエイティブな活動やモノづくりをしている方は数多くいらっしゃいますが、皆さんはどんな精神状態の時に良い作品を作っているのでしょうか?
というのも僕自身も長年テレビ業界で映像作りという”一応クリエイティブ”な仕事をしてきましたが、その作品の出来ばえは、やっぱり「その時の心のあり方」とかなり大きく関わって来たからです。
そして興味深いのが、その時、精神的にいたって健全な状態の時より、意外と、なんらかの原因で悩み苦しんでいたりした時のほうが結果的に良い作品が生まれるということです。
要するに「心の調子がよくない時ほど”マスターピース(名作)”が生まれる」という法則がこの世にはあるのではないか?
そんなふうに思っております。
振り返れば、あの日のロケの時も、またあの場所の取材時も、現場にいる私の心はまったくの自信喪失状態で不安と恐怖におののいていました。
しかし、そんな最悪な精神状態の時ほど終わってみれば、結局はいい作品が作れていたりする。
まるで現場で孤独に佇むわたしを神様が見て、優しく手をさしのべてくれたように。
不思議なもんです。
逆に「これだけ準備したのだから今回の作品は大丈夫」だとか「これだけネタがあれば、少なくとも平均点はいけるだろう」などとタカをくくっている時ほどろくな結果にならない。
別に仕事をなめていたわけでもないんですがね。
多分思うに、精神的な要素が多いクリエイターの仕事にはきっとある種独特な「心の繊細さ」が必要不可欠なのではないでしょうか。
それは人によっては病的に見えるくらい異常な「繊細さ」です。
僕らとはレベルが違いますが、芸術系アーティストの中にも繊細すぎて日常生活に破綻をきたす人をたまに見かけます。
たとえば天才ピアニスト、グレン・グールドなどはかなりの変人で有名です。
夏でも外出の際には、「コートと手袋」を愛用し、病原菌を異様に恐れ、生涯独身、極端に繊細な人だったそうですが、あの偉人(異人?)だからこそ見えた風景、奏でることの出来たメロディがきっとあったのでしょう。
変人とはいいませんがポール・マッカートニーという人も天才的なミュージシャンです。
しかしそんなポールさんが、もっとも音楽的に光彩を放っていたのはビートルズ中期以後、具体的には「ホワイト・アルバム」の頃から解散するまであたりの時期ではないでしょうか。
あの頃のポールさんは天下無敵だった。
でもあの時期はポール・マッカートニーさんは人生の中でもかなり心理的にしんどい時期だったのではないでしょうか。
なんせ名マネージャーのブライアン・エプスタインさんを突然亡くして以降、バンドの空気がゴタゴタし始めた上にさらに盟友のジョン・レノンを小野洋子にとられるわ、メンバー内で孤立するは、裁判にまで発展するわ。
でもそんな時に「ヘイ・ジュード」や「レット・イット・ビー」を作曲し「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」がうまれ、さらに解散してからは「マイ・ラブ」「アナザー・デイ」などの名曲が生まれる。
もちろんビートルズ初期にも「イエスタデイ」や「ミッシェル」「ヒア・ゼア・アンド・エブリウェア」などの名作も数多くありますが、そこにはやはり”変人”ジョン・レノンさんとの良い関係が大きく影響していた気がします。
そんなグレン・グールドさんにせよポール・マッカートニーさんにせよ、占星術のホロースコープを見てみると、やっぱりあのふたつのやっかいな惑星が大きく関わっていたりします。
はい、それは海王星と天王星です。
占星術で嫌われている星が意外と「モノづくり」には作用する?
占星術において、芸術的な分野に大きく関わると言われるのがまず海王星♆と天王星♅。
さらに金星♀土星♄火星♂といったところでしょうか。
これらのうち金星♀をのぞくと、みんな旧来の占星術では凶星(今じゃ占星術師もそんな言い方はめったにしなくなりましたが)と言われるネガティブな星です。
中でも海王星♆は「混沌としたもの」や「漠然としたもの」また「アルコール」や「薬物」そして「幻影」などを象徴する惑星と言われており、人間の実生活においては決して良好な影響を与える星とは言い難い。
天王星♅に至っては「独創性」という良い暗示もありますが、他にも「反逆」「革命」あげくのはてに「変人」まで象徴しています。
しかし、その海王星や天王星の持つ「漠然性」や「変態性」こそが芸術の世界においてはかなり重要になてくるのではないでしょうか
「目に見えないものが突然見えたりする」
なかでも海王星♆の果てしのない影響力は芸術づくりの要素にかなり大きな効果があると個人的には考えています。
とはいえもちろん海王星の力だけでは具体的な良い作品は生み出せません。
そこに土星♄の「勤勉さ、几帳面さ」や火星♂の「激しさ、闘争心」金星♀の「優美さ」が加わることでさらに素晴らしい芸術作品が生まれるのではないか。
それらが揃っている時の精神状態はクリエイターにとっては鬼に金棒です。
もちろん最終的には太陽のエネルギーがもっとも必要ですが、とにかく芸術作りには海王星や天王星がなくてははじまらない。
逆に言えば、クリエイターたるもの、それらをうまく使いこなせないといけないのです。
実際、多くの優秀な芸術家に海王星や天王星がいかに影響を与えていたのかは過去の芸術家達のホロスコープを見れば一目瞭然です。
ポール・マッカートニーやグレン・グールドのお二人も然り。
とはいえポールさんはジョン・レノンやグレン・グールドさんほどの変人・異人ではありませんが、やはり調べてみると海王星はかなり効いていました。
きっとこの世には、心を研ぎ澄まさないと見えてこないキラキラ光る宝物ってわれわれが考えている以上にたくさんあるんです。
しかしそれらを見つけるには究極まで心を研ぎ澄ませて繊細にのぞまないとならない。
それらが出来る僅かな人々が偉大なアーチティストと呼ばれるのでしょう。
偉人たちとはレベチですが私も過去、それなりに良い作品がつくれた時はたいてい前述したように精神的に繊細でピリピリしているときでした。
で調べてみるとやっぱりその時期は海王星や天王星がホロスコープに大きく影響していました。
特に海王星って一種の麻薬のような星ですから影響されると大変です。
使い方を間違えると精神まで破綻してしまいます。
じっさい海王星の影響で死に至った芸術家もたくさんいます。
「クスリ」は扱い方次第。
海王星を上手に使える大人の人間になりたいものです。
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