お早うございます。早起きディレクターです。
2024年お正月を迎えて早々の日本ですが、いきなりの大地震や空港での火災などなど衝撃的な事件が連発していますが、皆さまはどんなスタートを切られましたか?
やっぱりこれだけ嫌なことが次々に起これば普通の神経の持ち主はきっとやりきれない気持ちになるでしょうね。
でもね。
世の中には世間が騒々しくなると逆に楽しそうに活き活きしだす人々が大勢出現するのも事実です。
僕がかつて属したテレビの関係の中にもそんな(旧型の)種族は少なからずいました。
地震、火事、疫病、芸能、スポーツ・・・
たとえば・・・有名芸能人の離婚や不倫などの話を嬉しそうに触れ回るひとびと。
大型台風や派手な殺人事件などが起こるとなぜか妙に張り切りだすひとびと。
一方、悪い事件ではありませんが、放送局の一部のひとびとはオリンピックやワールドカップなどの世界的規模な大イベントが始まると妙に(恥ずかしいくらい)そわそわしだしたものでした。
要するにテレビ局にとっては結局、恐ろしい事件も楽しいイベントも同じ「お祭り事」なのかもしれません。
地震、火事、疫病、殺人、スポーツ大会、芸能ゴシップ・・・
とっても不謹慎なことですが、そういった意味ではテレビ屋(マスコミ)にとって今年の1月は絶好の”かきいれ時”なのでしょう。
僕はもともとテレビ屋さんですが、元来、芸能週刊誌にもゴシップ情報にも全然興味の持てない反ミーハー体質でしたから、テレビのそんなお祭り体質には基本的に抗いながら(ある時は妥協しながら)いつも番組作りをしていました。
だからテレビ業界が決してきれいごとの世界ではなく、結局お金(視聴率)の世界であることくらいはよくわかります。
テレビは視聴率さえ取れればなんでも放送するの?
そういえば、8年前の高級ホテル合コンの一件で世間を騒がせているDTの松本人志さんの事件に関して、最近では読売テレビの社長が記者会見でこんな発言をしていたんですが、これが本当なら大変驚きです。
週刊文春と松本人志の主張にある程度の決着があった場合、今後の出演に関する判断について?の質問に。
「視聴者が望んでいないものを(放送)する必要はないが、例えば松本さんと女性側が番組内で直接対話するということがあるならば、こちらとしてもぜひ放送したい」
さすがは”関西の視聴率王”読売テレビのトップならではの発言?
これを読んだ時は思わず絶句&苦笑してしまいました。
この時代感覚の無さこそが大手芸能事務所の失墜など、まさにここ最近連続して起きている昭和の権威の凋落原因です。
政治家、医者、薬屋、大企業、芸能事務所、そして次はやっぱりテレビ局の順番ですか?
「風の時代」は確実にゆっくりと動いています。
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