お早うございます。早起きディレクターです。
人間は歳を取ってくるとそれなりに知り合いの人数も増えますから、当然、それなりに別れの数も増えます。
自分の場合も50代の中頃あたりからは、家族や友人などとお別れする機会がだんだん増えてきました。
まことに寂しいことですが、こればっかりは仕方がない。
だから母親を見送ったときなどは「年長者を先に見送ることができたのだから、それはそれでおめでたいことなのだ」と自分を慰めていました。
みなさんもきっとそうですよね。
夏は静かに過ぎていく
毎年、7月も中旬を過ぎる頃になると、暑くて秋が恋しい反面、そろそろ夏がどこか知らないところへ旅立つ準備を始めているような気がして、ちょっとだけ寂しくなります。
早朝の風の中を歩いていて空を流れる雲をぼーっと眺めていると、なんだか一人取り残されたような気分になることもある。
そこに過ぎ去る夏を惜しむかのように狂ったように鳴き叫ぶセミ達の大合唱。
「そんなに生き急がんても、もうちょっとだけのんびりしてくれたらいいのに・・・」
それでも地球はやっぱり同じように回転し、陽の光はだんだん短くなっていきます。
先月まで朝4時になったら外は明るかったのにもう日の出は5時すぎ。
今朝、参拝した生魂神社の境内では秋を思わせるような涼しい風が吹いていました。
静かな旅立ち
今月、ふたりの同年代の知り合い(大学の先輩とかつて仕事で知り合った方)のお父様とお母様が旅立たれました。
おふたりとも最後はそれほど苦しみはなく、逆に微笑みを浮かべたような静かな様子だったと聞いています。
先輩などは「父親を最後は拍手で見送った」と気丈にメールに書いていました。
きっと幸せな人生だったんでしょうね。
とはいえ、やっぱり寂しいことだと心中をお察しいたします。
「もうちょっとだけのんびりしてくれたらいいのに・・・・・・」
旅立たれた方々の御霊が平穏で幸福な場所にたどりつけますように。
心からおくやみ申し上げます。
今朝は真っ青な夏空の中、小さな雲が一つだけぽっかりと浮かんでおりました。
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