お早うございます。早起きディレクターです。
最近は、NHKのコロナに関する捏造報道が話題になっていますが、みなさんはもちろんご存知ですよね。
15日放送の「ニュースウオッチ9」という番組で、コロナワクチン接種が原因で家族を亡くしたと訴えている人々を取材したんですが、それがあたかもコロナウィルスが原因であったかのように視聴者に誤解させる編集を(敢えてして)放送したものです。
僕はインターネットで放送済みの動画と遺族側が撮影したと思われる収録風景のノーカット動画を見比べたんですが、そのあまりの落差に愕然としました。
全く話の趣旨が違っていました。
遺族たちはテレビの取材を受けることで、少しでも自分以外のコロナワクチン被害者の救いになると思ったからこそ、自身の名前も顔もテレビに晒したであろうに、これではまったく意味がありません。
それどころか、今回のNHKの所業は最愛の人を失って絶望している人々の傷口にさらに塩を(毒?)なすりつけるような非人間的なものです。
*NHK取材の収録風景ノーカットVTR
担当ディレクターはその時なにを考えていたのか?
このNHKの捏造事件を取材したのは、きっと普通の心を持ったディレクターと撮影スタッフなのでしょう。
ネットで見た収録風景の動画からはそんな印象を受けました。
そうでなければ、わざわざワクチン被害を訴えている人々にカメラを向ける必要はありません。
しかもディレクターはコロナワクチン被害を訴えている”遺族の会”の人々に対しては常に同情的で、現場では時に目を涙をためていたとも聞いています。
(どうやらそうでもないかおしれない、という情報が先ほど入ってきました。それならば尚更悲しいことです。5月18日 20時追記)
しかし、取材が終わって放送してみればこの有様・・・
もうNHKの衰退は歯止めが効かなくなっているのでしょうか。
NHKにかぎらず、今や大手の放送局や代理店は力のある芸能事務所や政治家、有名タレントには常に顔色をうかがい平身低頭で従いますが、弱い一般人や知名度の低いタレントが何か事件を起こした時にはいっせいに叩きまくります。
今回の一件も放送局による弱い者いじめです。
もとディレクターとして想像するに、今回の取材ディレクターもコロナワクチン問題に対してはある種の義憤をもって、遺族たちに対しては同情心で取材に臨んだのでしょうが、いかんせん、ディレクターは大手放送局においてはほとんど無力です。
よく「ディレクターとプロデューサーってどっちが偉いの?」などと、視聴者の方から無邪気な質問をうけますが、そもそも職種が違うので偉いも偉くないも無いのです、としか答えられません。
しかし放送する上での最終判断などの権限においては、やはりプロデューサーのほうが力は上です。しかも放送局員以外のディレクターならなおさらです。
(だからプロデューサーを目指そうとする若手ディレクターが増えているから困ったものです)
しかも局内にはプロデューサーよりさらに発言権を持つ上役たちが存在します。
そんな放送局を動かすプロデューサーや上層部の人々が放送するにあたって常に立派で正しい判断が出来るのか?というと、もちろんそうはいかないでしょう。
なにしろ彼らは関係スポンサー(しNHKは公共放送だ!)や視聴率をあげてくれるような有名人やタレントなどとのお付き合いにも気を使わねばなりません。
そんな人たちが色んな事情で番組に口を出してくる場面も何度か見てきました。
何度も言いますが、それにくらべて日本の今のTVディレクターの力なんて微々たるものです。
どんなに優秀な番組を作ったとしても、結果的には何の権利もありませんし残りもしません。
でも、だからこそディレクターは自分の作った作品や取材先に「誠意」と「責任」を持つことで誇りを保つのだと考えます。
ディレクターの誇り
自分は長年、現場をしきるディレクターは全スタッフの「切り込み隊長」であり、弱い取材対象者たちを守る「最後の防波堤」でありたい、と考えてきました。
「取材される人や、出演者、スタッフの誰であれ、その取材に関わる人間の誰かひとりでも不幸になるような内容のものは絶対に放送したくない。」
もちろん、これは理想論かもしれません。
でもこれくらいの気概を持って取材にのぞむのがディレクターである、とかつて先輩からいやというほど教えられました。
遺族の会関係者の強い抗議があったせいか、昨日はその番組最後で謝罪していましたが、NHKアナウンサーの言葉とはうらはらにその映像は僕にはまったく誠実な態度には見えませんでした。
NHKは今回のことを口先だけの謝罪で済ませるのではなく、本来の取材趣旨に則って再編集したものを改めて放送することが遺族の方、そして視聴者への最低限の誠意と考えます。
そして担当したディレクターも最後まで取材者と向き合わなければならない。
取材者を守ることは、取材現場で彼らと心を通い合わせたディレクターの使命です。
どんな職種にせよ、人間は心をなくしたら終わりです。
そうですねぇ、キー局は勿論の事。昨今はこの関西ローカル局のふがいない有り様。読売・関テレは現政権とイシンのお抱え局だったけど、毎日の昨年の正月のあの番組には呆れて。ロザンのふたりがそれなりの事を力説するのは仕方ないけど、そうも政治の事や行政の事ちゃんと理解してないのに偉そうに講釈たれる吉本の芸人。差別するわけじゃないけど。コロナが流行りだした頃に橋下氏が感染すれば抗体が出来るとか、寝てたら治る的な発言をTVで宣ってたけど自分か感染したかどうかも解らない段階でPCR検査して入院って・・・その事検査自身も一般人は受けれないし、入院の受入もして貰えない時に地位を使ってやったし。吉本の芸人でも感染する前には講釈たれてたけど感染したらしたで医療体制に文句を言ってたし。それを平気に放送として流す局の判断には吐き気がしました。大阪が感染者が多いのも死者数も多いのも何もなかったかのように報道番組や情報番組をする各局の有り様に辟易しますね。今回のNHKの放送は本当に悪質としか言えない。民放も同じレベルだと思いますね。テレビ放送が廃れても仕方ないのは局の有り様が原因だと思います。本当のアンカーマンはみんな排除されて残ってるのは失礼だけどカスしか居ないと言う事だと自分は思ってます。
返信削除日本全体が加速度的に損なわれています。多分、学校教育が問題なんでしょうね。悲しいことです。
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