お早うございます。早起きディレクターです。
いよいよ春です。
今の時期は梅にくわえて寒桜なども咲き始めているようで非常に心楽しいのですが、スギなどの花粉症の人にとってはこれからがつらい季節のはじまりのようです。
「ようです」と書きましたが、おかげさまで自分は昔から花粉などにほとんど反応しない体質みたいで、この年まで鈍感に暮らしてきました。(でも、心はデリケートです)
たぶんガキの頃から、汚い路地や泥んこ、砂場などで遊びまくり、床に落ちた食物でも「3秒ルール!」などと平気な顔して食べていたので、いつのまにかいっぱしの免疫力が備わったのでしょう。
乱暴に育ててくれた親に感謝します。
最近はテレビをめったに見ないので知りませんが、今年も情報番組では花粉情報を喧伝して「花粉が飛散しまくる強烈映像」とともに大騒ぎしているのでしょうか?
ひどいアレルギーの方の中には花粉で命を落とす人もいますから、もちろん情報は必要なんでしょうが「あんまり苛烈な映像や言葉で煽りすぎは逆効果では・・・」などといつも心配してしまいます。
テレビはもっと美しい映像を流せばいいのに。
日本人は清潔(潔癖?)になりました
それにしても花粉症の人がこれだけ増えはじめたのはいつ頃からのことだったでしょうか?
昭和の後半。
日本の核家族化が進み、子どもが少なくなり、テレビCMでもいつのまにか「殺菌だ!」「除菌だ!」と騒ぎはじめ、巷では消毒洗剤や除菌スプレーが売れまくり、電車の吊り革さえ「不潔だ!!」と触れることさえできない人が現れたりして・・・当時から鈍感なTVディレクターだった自分には信じられない光景でした。
例のスギ花粉映像などがテレビを賑わし始めたのもその頃からだったでしょうか。
自分も昔、局内のモニターで猛烈な花粉の飛散映像を見て「おおお!」と、びっくりおののいていたことを覚えています。
でも、その画面にはしっかりと「過去の映像です」とお断りテロップを入れていたはずですから、まだその番組は良心的だったのでしょう。
悪質なのになると、さも、いま撮影したばかりの映像だとばかりに昔の映像を使用して、さらに衝撃音とBGMで煽りまくりますから厄介です。
目に見えないから?目に見えるから?
花粉レベルなら「映像」としてかろうじて見ることが出来ますが、ウィルスは肉眼では見ることが出来ません。
丸見えも嫌ですが、見ることができないものにはさらに人間の不安感は増すのでしょう。
いまのコロナ騒ぎもそんな側面はあるのではないでしょうか。
昨日も散歩していたら白い不織布マスクの上に透明なシールドを付けて、さらにゴーグルとヘルメットをかぶって歩いている男性を発見しました。
花粉予防なのかコロナウィルス予防なのかわかりませんが、そこまでの重装備を見るとさすがに気の毒になってきます。
今朝は神社でお参りをしたあと、境内の寒桜を愛でて鳥居の方を見たら、素晴らしい青空にお日様がきらきら光っていました。
やっぱり自分にはこの世の美しいもので心を満たせているのが性に合っているようです。
それが目に見えようが見えまいが。
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