お早うございます。早起きディレクターです。
ここ最近、テレビをリアルタイムで見ることは滅多にありません。
気に入ったドラマは録画で見ることはありますが、バラエティ番組や情報番組などはもう数年見ていません。
ぶっ飛んだ照明に、もとTVディレクターもぶっ飛んだ
そんなある日、妻がある情報バラエティ番組を見ていたんですが、横でちらっと画面を見ていてかなりびっくりしました。
「なんじゃ、このスタジオ照明の異次元的な明るさは!?」
それは関西の大御所芸人さんが司会で毎回、専門知識人の話を「ほんまでっか?」というスタンスで拝聴して、ゲストと一緒に面白おかしくトークする番組なんですが(多分、ご存知ですよね)そのスタジオ照明が異常に明るいんです。
異常というのは、いまやテレビに対して赤ちゃん並にノーマル感覚になったおっさんの感想なんですが、それにしてもめちゃめちゃ明るすぎる!
出演者の方々の顔は真っ白!
とくに女性陣のお肌は真っ白!!歯も真っ白!!
司会者や知識人の方々はそこそこ高齢なので、顔色はさすがに多少茶色味がかっていますが、それでも、皺や染みひとつ見えない!!!
照明や音響はテレビの武器ではありますが・・・
昔から映画やテレビでは、女優さんを撮影するときなどには”女優ライト”といって、ある角度から顔の一部分に光を当てて「毛穴などの顔のアラをすべてぶっとばす」荒技を使ったものですが(女優さん大喜び)いまや、その照明方法は男女問わず、しかも女優・知識人・お笑い芸人、すべてまんべんなく用いられるようになったのですね。
それにしても、映像で、照明で美しさを多少「盛る」のはありだとは思うんですが、やりすぎはいかがなものか?
これって誇大表現にならんのかな?でも、誰をも傷つけてないからこれくらいはいいのかな?もしかしたらある種のSF的バーチャル効果を狙った演出なのかな?
少々、混乱いたしました。
ただ、今回は自分がかつてテレビ仕事をしていた人間で、しかも長い視聴ブランクがあったから気になったのかもしれない。
毎日、普通にテレビをご覧になっている皆さまには、こんなド派手映像もいまや当たり前で「なにを今更ごちゃごちゃ言ってるの?」なのかもしれませんね。
だとしたら、おじさんはなおさら恐ろしくて混乱します。
もし今度、この番組を見る機会があったら、ぜひスタジオ照明と出演者たちの顔の異様な明るさに注目してみてください。
なかなか興味深いですよ。
もしかしたら今のテレビの本質的な部分について、なにか気づきがあるかもしれません😁
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