お早うございます。早起きディレクターです。
NHK朝ドラの「舞い上がれ!」
またまた物語から目が離せない展開になってきましたね。
いやあ素晴らしい!ぱちぱちぱち(拍手)!!
昨日11日の放送回の後半部分なんか感動するどころか、久し振りにドラマを観ていて”魂が震えました”。
(お父ちゃんがいなくなったのは残念ですが😢)
でも、昨日の物語で僕が一番強調したいのは最後の場面ではなくて、途中、ヒロインの母めぐみ(永作博美さん)が食卓で向かいの椅子をじーっと見つめる場面です。
無人の椅子を見つめる場面
お父さん(高橋克典さん)が亡くなって、いつも父が座っていた食卓椅子には今は誰も座っていません。
ドラマではそこで、「無人の椅子」のカットが写し出されました。
よくありがちな”感動の押し売り系ドラマ”なら、そんな時、亡くなった人が笑顔で椅子に座っているカットなどを回想的にカットバックではさみ込んだりしがちなんですが、今回の演出ではそんな小細工は一切なし。
あくまで無人の椅子の映像だけを堂々と”潔く”見せて、あとはあくまで視聴者の想像力に託す。
「もし自分が監督だったなら我慢できただろうか?」
画面を見ながら僕は激しく自問いたしました。
以前にもブログで指摘した「つないだ手と手」にしろ、どうも僕はこういう細かい場面やカットにこだわってしまう性質のようです。
でもそんな細かくて丹念な作業の積み重ねが良い作品には必須です。
そして不必要なものは「潔く」省いていく。
これって毎日の生活にも大切な事かもしれません。
とにかく、あとはヒロインのお兄ちゃんのことだけが心配です。
ま、それはいいか。
それでは今日も「細かく」「潔く」!
お元気におすごしください。
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