お早うございます。早起きディレクターです。
前にも書いたんですが、「人は同じ風景を見ても、誰もが同じものを見ているとは限らない」
これはテレビのディレクター時代につくづく感じていたことです。
人は同じ風景を見ても、誰もが同じものを見ているとは限らない
同じTVディレクターでもその生き方や興味対象は全く違います。
だからロケなどで同じ街を歩いていても自分のように「直感と情緒」目線で歩く人間と、クールに現実的に「情報ネタ探し」の目線で歩く人間とは見える景色がガラッと違ってきます。
当然、作る番組にもその嗜好は色濃く反映されます。
幸い過去のアシスタントや技術さんたちは、ぼくのそんな好みを理解してくれていたようで、”派手さはないけど心惹かれる人物や風景”のような対象にも同じように興味を示し感動してくれました。
だからいつも、ロケ現場でも楽しく穏便に時が過ごせましたし、だからこそ「とびだせ!えほん」のような穏やかで心温まるコーナーが成立したのでしょう。
もちろんコーナーの主人公である長谷川画伯がそういった”人や物に興味を持つ”タイプの人であったというのが一番の要因であることは間違いありません。
街は驚きに満ちています
そういう目線で歩くことが多かったせいか、散歩をしていても偶然出会った小さな道やすれ違った人に興味をもってしまいます。
今朝も6時前の薄暗いうちから家の近所を散歩していると、前方に赤く丸いものが目に入ってきました。なんだろうと近づくと、いきなり朝から驚かされました。
というのも赤い服を来た若い男性が歩道に「くの字」に倒れてたんです。
夏場でベンチの上とかだったら”ただの酔っ払い”で見過ごすかもしれませんが、もう12月でしかも歩道。
ほっといたら風邪どころか凍死するかもしれないので、肩をたたいてみましたがまったくの無反応。
口元に手をやると、幸い、息はしているようです。
でも、どれだけ声をかけても起きません。
そして酒のにおいもしない。
これが病気で、もし脳卒中や脳梗塞とかだったら下手に揺らしたり頭を動かしたらまずいと思ったので、思案した挙げ句やっぱり救急車を呼ぶことにしました。
救急車なんてもう数十年ぶりですが、あいかわらずそのテキパキした対応には頭が下がります。
適確に情報を聞いて、およそ10分弱ほどで救急隊員が3名やってきて、ちゃっちゃと対応してくれました。
(男性がその後どうなったのかはわかりません。もし寝てただけだったらごめんなさい😓
でも、見過ごせませんよねえ)
早朝とはいえ車がけっこう通ったりはしていますが、薄暗いからかみんなたおれている男性には気づいていないのかな?
ま、それはとにかく、今朝も二上山が”地味に控えめ”に美しかった。
冬ですねえ。
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