お早うございます。早起きディレクターです。
今年の春に登山用の少々お高い靴を買ったんですが、夏場は暑くて暑くて!とても山登りをする気にはなりませんでした。
その間、玄関にぽつんと置かれたオレンジ色の靴を見るたびに、なんとなく”申し訳ない”ような情けないような気持ちになっていたのですが、少しずつ季節も移り風も爽やかになり、ようやく「その気」に!
というわけで、昨日は早朝から二上山登山。
おかげさまで、最高の風景にも出会えました!!
二上山はかつて担当した旅のコーナー「とびだせ!えほん」で取材して以来、なんとなく親近感を持つようになった山です。
そのラクダのコブのような姿も愛らしいし、我が家から車で50分くらいとそんなに遠くないし、何より僕のような初心者でも登りやすい山なので(往復で2時間30分くらい)これで4回目の訪問になります。
霧の中、二上山登山
この日の朝7時過ぎの二上山界隈は雲が出たり腫れたりと大忙し。
運転中、山へ向かう道路もそこにモヤと光が差し込んで、ちょっと幻想的な風景でした。
山の頂上は雄岳と雌岳の二つあるのですが、残念ながら雄岳からの眺めは木々に邪魔されてあまり見晴らしがよくない。
ということで僕はいつも雌岳の方に登ります。
で、歩き始めたらいきなり霧であたりは真っ白。
遥か彼方に街が見下ろせる溜池のあたりに差し掛かった時には、周りは真っ白で何にも見えなくなりました
一瞬「帰ろかな・・・」と、怯みましたが、勿体無いのでさらに進みます。
”トトロのいた道”を進む
雌岳に登るときはいつも「鳥谷口古墳」を抜けて、”トトロルート”と呼ばれる登山者には有名な山道を辿ります。
ここはかつてはアニメ「となりのトトロ」の世界でお馴染みの可愛らしい人形などが飾ってあったりして、子ども達やお姉さんたちに大人気でしたが、最近はなぜか人形は撤去されたようです。
「神聖な山に人形は似つかわしくない」などと、誰かからクレームでも来たんでしょうか?
僕は別にいいんですけどね。
まあ、この世にはいろんな人がいます。
でも人形はいなくなっても”トトロルート”が素敵な場所であることは変わりありません。
まず、森に入って右手に現れる静かな池辺がとてもいいんです。
ここにいると心が表れます。
昨日、曇り空の池 |
この日はモヤで曇っていたのですが、晴れた日なら水面が朝日に照らされて、まるで天国の鏡のような幻想的な風景です。
でも曇りの池も悪くない。
さらに進みます。
道には太い木の根っこがあったり、階段があったり。
時に険しい坂もありますが、総じて登りやすいです。
何よりそばを流れる山水の音を聞いていると俄然、元気になります。
はい、出ました!
笹で覆われた獣道風の「トンネル道」。
まるで「となりのトトロの」に出てくるメイちゃんが見つけたトンネルみたいですよね。
多分、この道の雰囲気から”トトロルート”と呼ばれるようになったんでしょう。
あたりは霧で真っ白なので、歩いていて目の前の蜘蛛の巣にも気付きません。
いつの間にか頭は蜘蛛の巣だらけです。
やれやれ😓
で、歩き始めて20分ほど。
いつもはここのベンチで下界を眺めながら一息つくんですが、この日は霧で何にも見えません。
おまけに早朝で誰とも出会わない。
大丈夫か?
突然、光が差してくる
と、歩いていると急に光が差し込んできました。
雲が急速に流れ出したのでしょうか?
いつの間にか周りは光の洪水です。
光に照らされると鬱陶しい蜘蛛の巣でさえ美しく見えるから不思議です。
さらに光が差すとだんだん気分はハイになってきました。
神様に誘われているような、宗教的な気分にさえなります。
そして9時前。
雌岳の頂上へ向かう階段へ差し掛かると、もう周りは光の洪水です。
ひえーありがたい!
二上山からの雲海
そして頂上です。
下界に雲が流れていました。
「雲海」っちゅうやつですね。
まさか二上山で見られるとは思いませんでした。
いつの間にか辺りには高齢の登山客の皆さんが集っていました。
しょっちゅう来られる地元の方もいましたが、その人曰く「こんな天気はとても珍しい」そうです。
ありがたやありがたや。
というわけで往復1時間半の二上山登山。
家に帰ったらお昼の12時前でした。
ああ、ビールの旨かったこと。
また来るね!二上山。
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