お早うございます。早起きディレクターです。
一月ほど前にブログ内で絶賛したNHKの朝ドラ「舞いあがれ!」なんですが、あれから毎回楽しみに観てはいるものの、どうやら最近はすこしずつ様相が変わってきているようです。
朝ドラ「舞いあがれ!」の世界観がかわっていく?
先週のシリーズ(11月21日〜25日)では、パイロットになる夢を実現するために主人公が入学した航空大学でのさまざまなドラマが綴られていました。
学校で出会った同期たちと最初はギクシャクしながらも、ヒロインの奮闘もあって次第に絆が深まっていき、最後は仲間の心が一つになっていく・・・。
物語そのものはひとつの「エンターテイメント」としては面白いのですが、どうも今風なドラマにありがちな”スマートだけれど綺麗事すぎて(ごめんなさい!?)いまひとつ心に残らない空気”が徐々にまじり始めたようで、自分が個人的にこのドラマに求めている”地味だけど丹念に練られた結果生まれる後味の良さ”からは少しずつ離れていっているような気がしていました。
そこで、なんとなく気になってネットを見ていたら、ヒロインの父を演じる高橋克典さんのブログにたどり着きました。
そこでは、このドラマについて言及しており、こう書かれていました。
「脚本家の方と監督が変わり、今週からは少し毛色が変わります」
なるほど!それでようやく合点がいきました。
それにしても、テレビで監督やディレクターが交代で担当することは、まま、あることなんですが、ドラマの脚本家が変わるのはなかなか珍しい。(自分が知らないだけかもしれませんが)
たぶんそこには色んなおとなの事情があるのでしょうが、でも、どうか「心に残る温かさ」だけは失わずにいてほしい。
世知辛い世の中で、いまや自分が”唯一”楽しみにしているテレビですから。
高橋さんの文章と歌声も「丹念」です
ちなみに、高橋さんのブログでは「出来上がったものになんの文句も違和感もない」とスタッフを擁護しながらも、一方で「でも今は、もしかしたら、、現実の中でしょんぼりすることや不安なことが多すぎて、絶対的にあったかいものを欲しがってる人が多いのかも」とも書かれていました。
そんな文章を読んでいて「どうやら高橋克典さんという役者さんは、現場へ細かい気遣いをしながらも視聴者にも微妙な気配りができるなかなかの人物のようですなあ😌」とその人柄に感じ入ってしまいました。
きっとこれまで色んなしんどい体験もしたのでしょうね。
そういえば、この俳優さんは演技だけでなく歌もとってもお上手で、自身のYouTubeでもそのあたたかい歌声を聞くことができます。
名曲「SMILE」も高橋さんとその仲間たちと演奏していますが、興味がある方は一度ごらんください。
「丹念で心ある」なかなか素晴らしい動画です。
そんなこんなで、こんな素晴らしい役者さんが関わっているのですから「これからも”舞いあがれ!”が、視聴者も作り手も”みんなが幸せ”でいられるドラマでありますように」
地味なTVディレクターはあらためて朝に祈るのでした。
脚本家がもとに戻って、あのころの舞ちゃんも戻ってきて、優しい人間ドラマが再び始まる感じ・・・。展開も意外でワクワクしてます。
返信削除教えてくれてありがとうございます。今日観ました。舞ちゃん、あの頃に戻ったようですね。さすが桑原亮子さん。
削除五島編に戻ってからすべての出演者の方々のセリフの一言一言を聞き逃すまいとしっかり見始まました。航空学校編は吉川さんのセリフや立ち振る舞いは良かったけど、あとはちょっと某Y本新喜劇みたいで好きではなかったので五島編の今週分は昔の舞ちゃんにばんばと島の皆さんに癒されてます。
返信削除「出演者の方々のセリフの一言一言を聞き逃すまい」・・・製作者冥利ですね
削除