お早うございます。早起きディレクターです。
一昨日は大阪府河内長野市にある岩湧山(いわわきさん)に登ってきました。
この山は標高891mで一般には”登山初心者向けの山”とは言われていますが、それでも還暦過ぎの運動不足のおっちゃんには、なかなか骨のある階段と坂道が続き、最後はバテバテ状態でした。
でも山頂からは大阪が見渡せる絶景で気分は最高です。
特に今の時期は穂を広げた「すすき」が辺りを黄金色に染め、その幻想的な美しさは息を呑むほどです。
関西にはまだまだ素晴らしい場所が残ってますなあ。
「これなら旅のロケでも来たらよかった」
と、相変わらず若いディレクター気分でものごとを考えてしまいます。
でもきっと重い荷物を背負う技術さんは嫌がるだろうなあ。
もし、興味のある方は是非登山にチャレンジしてみてください。
そして残念ながら諸事情で登れない方は、写真で登山気分だけでも味わってください
朝8時半。南海電車紀見峠駅から登山開始
大阪市内から南海電車で1時間ほど。
今回の登山の出発は和歌山の橋本と大阪河内長野の境にある「紀見峠駅」という無人駅です。
絵になる駅ですねえ。
普通の人の足なら駅から2時間30分ほどで山頂まで登れると聞いたのですが、さて、どうなりますか?
駅の周辺は藁葺き屋根の家も残る味のある集落。
ここも秋の旅ロケにはぴったりの風情が残っています。
最初はゆったりした坂道が続き、小川の音だけがかすかに聞こえるだけ。
われわれの他に(今回は妻が同伴)登山者は一人も出会いません。
でも道が平坦なので楽勝です。
いきなり道を間違える(^_^;)
調子に乗って地図も見ずに歩いていたらいつのまにか道を間違えていたらしく、軽トラックでやってきた地元の親切な老人が正しいルートを教えてくれました。
「このまま行ったら日が暮れちまうでよ」
ありがとうじいちゃん。
とっとと引き返したら今度は急な坂道を発見。
そして更に進むとやっぱりありました!
初心者向けの登山道にはかならず出現するあの恐怖の「地獄階段」です。
そして「階段地獄」が続く
かなりの長さの階段が続いたと思ったら、すこし平坦になって、「ほっ❗️」としたと思ったら、またさらに急な階段が続く。
昔から山登り好きの皆さんが言うように、確かに「登山は人生」のようです。
一挙に汗が吹き出し、歩くペースは急激に遅くなります。
標高650mの3合目についたらもうスタートから1時間半近くかかっていました。
みかんを食べて一息つきます。
ぜえぜえ。
でも、このあたりから道にも徐々に足が慣れてきたのか、すこしずつペースも快調になってきます。
木々の美しさを愛でながら歩く余裕も出てきました。
そして5ッ辻。
階段の嵐の連続にもだいぶ慣れてきました。
このあたりは「ダイヤモンドレール」とよばれ、比較的自然林が多い道なんだそうです。
辺りは本当に静かです。
鳥の声さえ聞こえません。
ススキの穂が揺れる楽園
そして1時間ちょっと。
そして最後の階段を上り下りしたらいきなり視界がぱっとひらけ、山頂が見えてきました。
遠くで、秋風に揺れる黄金の穂が「おいでおいで」しています。
ここは人生の終焉か?
いえ、そこはまさに「ススキの楽園」でした。
予定より30分程多いですが、途中で動画撮影したり道を間違えたりしたので、まっすぐ登ればやっぱり2時間半そこそこで登れるはずです。
(動画も近々編集&公開する予定です)
しかし、絶景の山頂で食べるおにぎりは美味しいなあ。
登山は健康にもよく、安上がりで絶景が楽しめるから最高ですなあ。
帰路は滝畑ダムまでくだり(およそ2時間)そこからバス経由で河内長野駅までいって南海電車で帰りました。
ちなみに帰りの階段で右膝をちょいと痛めました。
年じゃのう。つらいのう(´;ω;`)
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