お早うございます。早起きディレクターです。
最近、大学の先輩たちとの再会がきっかけで、ひょんなことからバンド活動をすることになりました。
「バンド」といっても、もちろん素人に毛の生えた程度の趣味レベルなんですが、それでも久しぶりに懐かしい「ハーモニカの音色」を聞いていると、思わずあの頃の記憶が蘇り、おっさんながら胸が”キュン😎”としてしまいます。
クロマチック・ハーモニカ |
そう。
僕はかつて大学時代、ハーモニカを愛好する人たちで作る、ある”お上品な”音楽サークルに所属しておりました。
その名は「KGハーモニカソサイアティー」(略してハモソ)
一応、大正時代から続く(だったと記憶しています😅)由緒あるサークルで、僕らがいた頃は学生の数も多く、常に40〜50名ほどの男女部員が在籍していました。
そして同志社や早稲田など東西の大学と合同演奏会をしたり、年末には単独で毎年定期演奏会をしたり・・・
また、プラインベートでもしょっちゅう部員同士でお酒を飲んだり喧嘩したり、時にはカップルが誕生したりと、それはそれは、青くて春のようなあたたかい時間を謳歌しておりました。
ハモニカを中心とした音楽サークル
サークルでメインとなる楽器は、もちろん”ハーモニカ”です。
でも、いわゆるハーモニカといっても種類が色々ありまして、まずは「シングル系」と「ホルン系」の2タイプに分かれます。
(シングルハーモニカは小学校などで使う「息を吸ったりはいたりする」タイプ。
一方、ホルンハーモニカは「吹くだけ」のタイプ)
そして、音色によっても「ソプラノ系」と「アルト系」の2タイプにわかれます。
だからサークルには都合4つのハーモニカパートが存在します。
当時の演奏会のパンフレットから |
そして更に、ソリストのハーモニカ演奏用として「クロマチックハープ」(スティービーワンダーがよく演奏するあれですね)などが加わりますので、練習中はハーモニカの音色が部屋中いっぱいに鳴り響きます。
そんな色んなハーモニカが醸し出すアンサンブルを指揮者を中心に、バックパート(=ビブラフォン・マリンバ・フルート・アコーディオン・ドラムス・パーカッション・ウッドベース・そしてギターなどなど)がサポート。
僕はそこで4年間ギターを担当していたというわけです。
演奏する曲のジャンルもクラシックからポップスからジャズ、サンバ・ラテン・歌謡曲・童謡と、なんでもありで、その季節季節ごとに演奏した曲目は今でも自分の血肉となっています。
ハモニカの音色は性格そのもの
ただ、ハーモニカパートの人たちは僕らバックパートと違い、ほとんどが大学で初めて演奏する楽器ですからいつも必死のパッチで練習。
合宿などになると、中日をすぎると唇から血を流している人もいました。(痛っ!)
そして僕はいつもそんなハーモニカパートの人々を後ろから眺めながら、きままに、それでも自分なりに誠実にギターでサポートしていたんですが、いつも感心していたことがひとつありました。
ハーモニカって”正直な楽器”で、丸い性格の人は丸い音色を出しますし、繊細な人は繊細な、強気の性格の人はやはりちょっと尖り気味の音色を奏でます。
(僕の大好きだったあの人もやっぱりチャーミングな音色を奏でていました😝)
そして、特にソロ用のクロマチックハーモニカを使った場合はそれが顕著になると思っていました。
今回、久しぶりに再会し、ひょんなことから一緒に演奏することになったT先輩もかつてはハーモニカの名奏者のお一人でした。
当時の先輩はどちらかというとシャープでメリハリのある音色だったと記憶しています。
そして数十年間ぶりの演奏で聞いた音色。
もちろんかつてのようなスピーディーなテクニックはだいぶ衰えていますが(すいません)そのかわり、だいぶ渋みが出て、そこに、そこはかとない甘さも加わって、何度もいいますが横で聞いていて”キュン😎”としてしまいました。
やっぱりハーモニカって素晴らしい楽器です。
そんな自分はハーモニカは身近にありながらほとんど吹いたことはありません。
しかも人前では。
だって、恥ずかしいですもん。
きっとその音色は・・・いや、恥ずかしゅうてよう言わんわ。
おゝ懐かしき写真の数々。人生最上の季節。遠い親戚より近くのハモソ。戻れるものなら戻りたい。クロマチックハーモニカ持っているのならDUOしましょう。
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