お早うございます。早起きディレクターです。
8月も3日を過ぎました。
今の時期、自分たちが子どもの頃なら”待ちに待った夏休み”に体も心もそろそろ馴染んできて、いよいよ遊びモードが全開になる頃です。
もうすぐ「お盆」や「お祭り」。
じいちゃんばあちゃんの待っている「田舎への帰省」などなど、楽しいイベントが盛りだくさんでした。
今の時期はいつもわくわくどきどきしていた事を思い出します。
もちろんあの頃は夏休みの宿題なんて、今の時期には気にもかけませんでした。
ま、8月の後半になればそれ相応のしっぺ返しが来るんですけど、、、それはみんな一緒ですよね。
当時も今と同様、夏といえばセミが屋外で大合唱です。
というより今のほうが昔よりうるさいくらいでしょうか?
きっと昔と違って鳴き声がマンションやコンクリートに反射するから、一層やかましく聞こえるのかもしれません。
それとも、あまりの暑さにセミもやけくそになっているのか?
いずれにせよ、セミは短い命です。
7年もの長い間、土の中でじーっと幼虫として薄暗く過ごしていたんだから、最後の夏くらい楽しく過ごせばいい。
彼らにとっても夏は待ちに待った特別な季節のはずなんですから。
セミたちよ!いくらでも鳴きなさい、騒ぎなさい。
そろそろセミの亡骸が転がる季節
夏も中盤をすぎたこの季節、朝に散歩をしていますと、そろそろあちらこちらで彼らの亡骸を見かけるようになります。
今朝もコンクリートの路上に何匹ものセミが転がっていました。
セミの亡骸は仰向けで、みんな空を向いて倒れています。
上からながめるとその姿は潔く死んでいるようにも見えます。
本当はセミは体が硬直すると関節が曲がるので体を支えることができなくなり、それでみんなひっくり返ってしまうのだそうです。
で、よく見ると、その亡骸にいつのまにかたくさんの蟻たちが群がってまわりに土塊の山が出来ています。
蟻たちはどこからやってきてどこへ帰っていくのでしょうか?
子どもの頃ならじっと行列を追いかけたものですが、62歳のおっちゃんになるとそれもちょっと恥ずかしくて憚られます。
翌日、同じ場所を通ると、セミたちの姿はすでになくなっていて土塊の山だけが残っていました。
きっと亡骸は蟻たちによって解体され、丁寧に葬られたのでしょう。
ご苦労なことです。
そしてあとに残った土塊は近所の早起きのおばあちゃんがせっせと掃除してくれるんでしょう。
これもまた、ご苦労なことです。
でも、あのセミたちは本当に最後の夏を謳歌できたんでしょうか?
そんなことはもちろんわかりませんが、今も外で鳴いている合唱を聞いていると今では「お前らも頑張れよ」という気にさえなります。
そう!
最近は蝉の鳴き声や亡骸を見るたびに「俺もあいつらのように潔く生きたろう!」と思うようになりました。
これはこれで年を取るのも悪くないもんです。
どうか夏休み真っ盛りの子どもたちも、今しかない夏を懸命に遊び、大いに声を上げて笑っていてほしいものです。
夏はまだまだ続きます。
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