お早うございます。早起きディレクターです。
「3月は出会いと別れの季節」なんてよく言います。
かなり手垢のついた言い回しですけれど、実際、日本の3月はやたらと人との出入りが多くて、体にも気持ちにも緊張感が続くので少々疲れてしまいます。
皆さまのまわりにもこの春、「出会いと別れ」はありませんでしたか?
ココロは疲れてはいませんか?
あの名作ともお別れです
さて、テレビ業界もこの時期になると「別れ」の季節がやってきます。
長期に渡った人気番組も惜しまれながら終われば、誰にも知られることなくひっそりと終わる番組もあります。
そんな中、個人的にもっとも残念なのが朝ドラ「カムカムエブリバディ」との別れです。
なんといっても、久しぶりに出会った納得できるドラマでしたから。
この物語には毎回、印象的な台詞も登場します。
皆さんにもそれぞれ好みはあると思いますが、昨日はオダギリ・ジョーさんのこの言葉が胸にぐっと響きました。
「それでも人生は続いていく・・・」
ドラマで何度か登場した京都・嵐電の線路。このシーン好きでした |
ちなみに自分も昔ここで撮影したことがあります。 |
若き日に名トランペッターだった彼が、原因不明の病気で演奏ができなくなった。
一度は死を覚悟したが、ヒロインである妻の愛と励ましによって、やっぱり生きていこうと誓った。
その時の心情を、またまた数十年後、人生に悩む我が子達に明かす。
「それでも人生は続いていく・・・そういうことや」
オダギリさんもいいけど、さらっとこんなセリフが書ける脚本家の藤本有紀さんはやっぱり恐るべし人です。
*しかも語尾に「そういうことや」って続くのが、なんとも心地良いです。
Ob la di ob la da
ちなみに僕はこの言葉に感動しながら、脳内の反対側ではビートルズの「オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ」のメロディーが鳴っていました。
「Ob la di ob la da life goes on , bra La la how the life goes on」
「オブラディ オブラダ 人生は続くよ 、ララ、 人生は続いていく」
この曲、子どもの頃に出会った時は「なんて脳天気な曲・・・」と思っていましたが、還暦を過ぎた今聞くと、意外と、希望と勇気を込めながら人生の悲哀と普遍性を歌った歌詞なんだよなあ・・・としみじみしてしまいます。
ちなみに当時のビートルズさんたちは全員20代の半ば。
若くして名声を得てしまったために、いろんな人間関係に振り回されて皆さん当時からかなり人生を学習し、そして老成していたんでしょうか。
ちなみに「Ob la di ob la da」という言葉ですが、こちらの方は特に意味は無いそうで、ただ語呂が良かったから歌詞に採用しただけだそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿
ご意見