お早うございます。早起きディレクターです。
3月ももうすぐ終わっていよいよ出会いとはじまりの4月。
またまた、テレビ業界にも新しい芽が育ちはじめる季節です。
テレビ業界にもまた新しい芽が育ち風が吹きます
自分はけっこう長い間、現場ディレクターをやっているので、これまで人並み以上の数のアシスタントさん達とも出会いました。
そんな彼らの中にはわずか数年で一人前ディレクターになった者もいますし「結局この仕事には向いていない・・・」と、志半ばにテレビ業界を去った者もいます。
では、そんな彼らは、果たしてテレビの仕事に向いていたのかいないのか?
残念ながら自分には、出会った最初の印象だけで業界に向いているかどうか判断できるほどの能力はありません。
みんな最初はそこそこ愛想はいいですしね😅
でもまあ、数ヶ月ほど一緒に行動して、いろんな場面をともにすれば、だいたいの将来の予想はできます。
彼らには大きく分けて4タイプがあります。
1,「アシスタントも出来て、ディレクターとしても有能そうなタイプ」
2,「アシスタントは駄目だけど、ディレクターとしての素養がありそうなタイプ」
3,「アシスタントはできるけど、ディレクターにはなれそうもないタイプ」
4,「アシスタントも駄目で、ディレクターとしても難しそうなタイプ」
アシスタントが駄目でも諦めないでください
と、ここで上の4つのパターンを見ていて、あることに気づきました。
というのも、これまで、4番目の「アシスタントも駄目で、ディレクターとしても難しそう」なタイプには、あんまりお目にかからなかったということです。
自分のもとにいた若者はみんな”そこそこ”アシスタント業務はこなしていましたし、アシスタントが駄目でも、ディレクターになったらけっこう上手に化けた若者もいます。
ようするに「良いADだから、良いディレクターになれるとは限らない」ということです。
もう一つ言えば「ADではダメだから、良いディレクターにはなれない」とも言えない、ということです。
だから、これからテレビ業界に入ろうと思っている方がいるなら、最初はいろいろ苦労もするだろうし、叱られもするでしょうが、決してすぐには諦めないでほしい。
逆に、アシスタントとしては優秀だったけど、ディレクターになったらいまいちだった、というタイプも見かけるくらいですから・・・(きっと性格が真面目すぎるのでしょうね😓)
でも、もちろんアシスタントとしても優秀だし、ディレクターとしても将来素質があるのならそれにこしたことはありません。
でも、そんなタイプは、どんな仕事についてもきっとうまくいきます。
*実際、今や別の業界で活躍している若者も数名もいます。おめでとう😄
どう咲きゃいいのさこの私?
というわけで、いよいよ本格的な出会いとスタートの季節。
月並みな言い方ですが、花は”様々な色”に咲きます。
新人さんたちも、これから自分なりの時間をすごしながら”自分の色”を見つけてくださいませ。
ディレクターに一番必要なのは”自分の色”つまり、”自分の歌”を歌えるか(歌いたいか)にかかっていると、ずっと思ってやっております。
AD時代は苦労しても”自分の歌”が歌えるようになったディレクターさんを何人も知っています。
「どう咲きゃいいのさ、この私?」
そんなことは、きっとそのうち風が教えてくれます。
早くそんな若い優秀なディレクターさんが育って、テレビ業界をかき回してほしいものです。
(ちなみに自分はアホなADでした)
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