お早うございます。早起きディレクターです。
今年もM-1グランプリが放送されました。
そしてM-1グランプリをネタに「あーでもないこーでもない」とファンやマスコミがワイワイ盛り上がる時期がやってきました。
関係者もさぞや大変なことでしょう。
支持される者たちの苦悩
音楽にせよスポーツにせよテレビにせよ、色んな分野に大衆から支持され、期待され続けている人たち(モノ)がいます。
彼らはもちろん幸運なのでしょうけれど、その反面、そのクオリティーを保ち人々の期待に答え続けることの影には常人にはわからないような苦労があるはずです。
しかし聴衆の中には少しでも自分が納得できない作品や内容だと敏感に失望し、中には「裏切られた」なんて文句を言い出すものもいます。
まったくファンとは身勝手なものです。
でも、自分もそんな身勝手なファンのひとりですから気持ちはわかります。
最近は「カムカムエブリバディ」に若干ヤキモキしていますから。
でもカムカムに罪はない😁
上手に人を裏切る天才?ボブ・ディラン
さて、ボブ・ディランに「セルフポートレイト」というアルバムがあります。
その中に「ブルームーン」という佳曲があってその歌声が最近なぜか心に染みます。
ボブ・ディランという人は昔から”上手に人を裏切る天才”のような人で、1962年のデビュー以来フォーク界の貴公子として多大な支持を得ながら、60年代中盤に突如エレキギターを手に登場した時は「フォークの裏切り者」のレッテルを貼られフォークファンを敵に回しました。
しかしその音楽は大いに評価され後世のロック界にも大きな影響を与えました。
それでもディランは立ちどまること無く、その後も常に様々な新しい要素を取り入れながら大衆を上手に裏切り自ら進化を遂げていったことはよく知られています。
だから僕はいつも「上手に裏切る」という言葉を聞くとボブ・ディランを連想してしまいます。
最近はよく「オワコン」なんて下品な言葉を使う人もいますが、ディランには終わりなんてないのでしょう。
ちなみにこの「セルフポートレイト」というアルバムもその歌唱法は全くボブ・ディランらしくないソフトな歌声で、例のしゃがれた独自の”だみ声”を期待していた人々を大いに失望させたものです。
その中の一曲「ブルームーン」
初めて聞いた時は自分も驚きましたが、今ではそのシンプルな旋律と相まって、なぜかみょうにしみじみした味わいを感じてしまいます。
*ブルームーン…青く見える月。ひと月に2回目の満月という意味もあるそうです。
2021年12月21日。早朝の月
今朝、散歩中に空を見上げたら西の空に満月を少し過ぎたお月さんが輝いていました。
月は何度見てもいつも同じで美しい。
でもその時の気分で微妙に見え方は変わります。
常に月が美しく見える穏やかな気持ちでいたいものです。
今朝の月 |
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