お早うございます。早起きディレクターです。
最近はYouTubeでの動画作成が中心なので1人での作業がふえました。
これはこれで楽しいのですがやっぱり寂しい時もあります。
基本的にテレビや映画など、商業的な映像を制作する現場は複数のスタッフとの共同作業で成り立っています。
もちろん僕ら旅モノのディレクターはドラマの監督さんとは方法論もレベルも違うのでしょうが、それでもひとりよがりにならないで、技術さんや全スタッフと息を合わせて撮影を進めなければ良いものは出来ないところはたぶん同じです。
そこで自分の経験から、若いディレクターが技術さんと仕事をする上での「最初にやりがちなミス」を2、3書いておきます。
撮影技術さんの嫌がること、あれこれ。
カメラマン編
その①「やたら長ーーいパンを要求する」
カメラを固定したままフレームを水平、あるいは垂直に動かす(振る)ことを「パンニング」といいますが、その移動する範囲にも限度があります。
パンニングは状況を説明することなどには効果的ですが、中には「360度くらいのパンニングを」と、無謀な要求をするディレクターもいますが、それはいかがなものか。
ピントを合わせる方も大変です。
*ただ、カメラマンも納得した上で”演出の遊びとしてやる分には問題はないのでしょうが。
その②「明るさの比が違いすぎる対象物を撮影」
昼間の屋内撮影などで、手前に出演者がいて、さらに窓の外に光のあたった風景があるとします。
でも人物をしっかり撮影しながら、奥の景色もきれいに見せるとなるとこれは大変です。
人物にはかなりの光量の照明を当てなければなりません。
そうしないと奥の景色は”ぶっとぶ”(真っ白に飛んでしまう)ことになります。
両方をうまく撮りたければ、事前にそれなりの照明器具が必要です。
(当然、出演者は暑いです)
照明がなければ撮影できません。そして照明のセッティングにはそれなりの時間がかかります。
音声さん編
その①「カメラの音声ケーブルを確認しない」
ディレクターが音声さんに対する失敗で一番多いのは、音声ケーブルがまだカメラに繋がっていないのに撮影を始めようとすることです。
当然、その状態では音はきれいに拾えません。
当然、その状態では音はきれいに拾えません。
恥ずかしながら、この失敗は昔は自分もよくやりました。
その②「取材人物にピンマイクをつける時間を与えない」
いきなり出会った人などは普通、臨機応変にガンマイク等で音を拾いますが、予定していた取材対象などには演出上ピンマイク(胸元につける小さなマイク)を付けてもらう時もあります。
音声さんにマイクの準備をする時間を与えないで「音が撮れていない!」とあとから責めるのはやめましょう。
とまあ、グダグダ書きましたが、結局技術さんたちが一番いやがるのは「そもそもディレクターが何をどうしたいのか、演出プランがぜんぜんない」場合です。
こうなると、彼らは現場で何を考えてどのように動いて良いのかさえわかりません。
やっぱり良い台本と演出があって、良い技術力があって、良いチームワークあってこそ、結果的によい作品ができるんですね。
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