お早うございます。早起きディレクターです。
本日10月31日は衆議院議員総選挙です。
僕は特定の政党や候補者を応援しているわけではありませんが「この人は信用できないぞ」と日頃から疑っている政治家たちは少なからず(?)います。
だから「彼らを当選させないためにも、もう少しましな人に投票する」というのが基本スタンスです。
こんな消極的な姿勢は大人として情けないのかもしれませんが、しかし、自分の利益や既得権のためだけで政治家を選ぶ人たちに比べればましなのではないのかな?なんて開き直ったりもします。
テレビの中の嘘?
哀しい話ですがやっぱり人間は自分の利益や都合のために行動する生き物です。
それがすべて「悪」だとは言いませんが時に行き過ぎると見苦しくなります。
ちなみに僕の関わるテレビでも似たようなことを”まま”見かけます。
つまり、自分の都合で強引に事実をねじまげたような演出です。
「事実をねじまげた」と書くとちょっと大げさですが、でも例えばグルメ番組なんかでもあきらかに美味くもなんともなさそうなのに、なにがしかの都合で「これは絶品!」とやらされているリポーターはいます。
でも今どきの大人の視聴者は賢いので、たいがいそんな嘘はすぐに見破ります。
きっとその撮影現場にどこかしら白々しい空気が流れているからでしょう。
こうしてますます人々はテレビから離れていきます。
しかし場合によってはその嘘は取材したお店への遠慮(忖度?)なのかもしれません。
そりゃあ、こっちが事前にお願いしてわざわざ取材させてもらったのに「これは不味い!」なんて堂々と言うのは人間としてどうかと思います。
とはいえ最初から「これは絶品!」ありきで取材するのもいかがなものか?
しかも、それが作り手の都合だったりした場合はかなり恐ろしいことになります。
このラーメンセットは本当に美味かった! |
嘘の自覚がないことの恐ろしさ
グルメにかぎらずどんな場面でも真実を捻じ曲げて自分の都合で演出する嘘は本当に恐ろしい。
そしてもっと恐ろしいのは自分が嘘をついているという自覚さえない場合です。
自分はテレビにせよ音楽にせよ絵画にせよ、クリエイターの嘘はどこかで確実に露見すると信じています。
いつも撮影現場ではそれを肝に銘じている(つもり)なんですが、でも、これが本当に難しい。
ディレクターなんて弱いもので、現場で撮影していると煮詰まったり息詰まる”魔の瞬間”がたまに訪れます。
そんな時に”自分の都合”という悪魔が優しい声でささやくんです。
「こんな嘘は絶対にばれないぞ・・・」と。
誘惑を振り払うには勇気を持って開き直り、腹を括るしかない。
そして関係する誰も傷つかないようなもうすこしマシでまともな方法を考える。
クールな目で嘘を乗り越える。
これが難しいんですけどね。
さて、本日の投票時間は午前7時から午後8時までです。
将来のこの国の”都合”のために行ってきます。
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