お早うございます。早起きディレクターです。
昨日の祝日は晴天で気分が良かったためか「思わず」デパートに行ってキャップ帽と文庫本を買ってしまいました。
「思わず」という言葉を使ったのには理由があります。
というのも今はコロナ禍で不況だし「将来のことを考えるとそれほどの散財、贅沢もできない」と最近すぐに考えてしまうからです。
それを言うときまって我が家の奥さんは「そんな気の小さいことを・・」と呆れた顔をします。
貧乏な小倅の妙な楽しみ
昨日も、3900円の帽子を買ったあと家に帰って「高い買い物をしてしまった」と思わず口走ってしまうと奥さんは「また・・・貧乏人の小倅(こせがれ)根性・・・」とつぶやいて去っていきました。
「そりゃあなたはお嬢様育ちだから・・」という言葉は喉に飲み込みましたが、「貧乏人の小倅」というその古めかしい言葉がだんだん妙に気に入ってしまうのが自分の変なところです。なんだか江戸っ子的な可愛らしさを感じませんか?「小倅」
結局「ま、いいか」と、新しい帽子をかぶって鏡の前でニコニコしていました。
・・・
変なところと言えば近頃は図書館の本ばかり読んでいるので、まっさらの本の紙の匂いを嗅ぐとこれまたうれしくなり興奮してしまいます。
特に、買った本をパラパラとめくった時にふと現れる栞。
ここまでずっと紙のページに挟まってその圧力でぺったんこになっていた茶色い栞を見ると「お前もやっと日の目を見たのだなあ😞」と”小倅”はなぜかしみじみするのです
そういえば”貧乏人の小倅”同様、いまは「女房と畳は新しいほうが良い」なんて言葉も滅多に使われなくなりました。
もし今そんな言葉を言ったら即、袋叩きにあうのでしょうね。
そういう自分は本や帽子は新しいものが良いですが、奥さんとぬか漬けは古いほど大歓迎です。
どちらも”味わい深い”存在ですから。
貧乏人の小倅も日々それなりに学んでいるのです。
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