お早うございます。早起きディレクターです。
いよいよ6月になりました。
歳をとると6月をむかえるたびに「ああ、もう今年も1年の半分が過ぎていくのだ」なんて、残された時間を惜しむような気分になるのですが、新型コロナが世界を覆い始めた昨年から今年にかけては特にその思いが強くなります。
「結局、今年も何事も成さずに時が過ぎようとしている」
自分の担当する旅のコーナー「とびだせ!えほん」も、もうかれこれ3ケ月近くロケをしていません。
ロケディレクターが表でロケができない状態はなかなかストレスのたまるものなんですが、できないことを嘆いても詮無い。
やっぱり何事も制約があるのなら、その制約の中で楽しみを見いだすしかないのです。
制約の中だからうまれるもの
10年ほど前に「とびだせ!えほん」の二回めのロケで京都の大文字山を描いた時を思い出します。
窓枠という制約があるからこそ、大文字山がくっきり浮かんでいたものです。
大文字山を描く画伯 |
そんな中、あれやこれやと撮影の企画を考えていたらある朗報が舞い込みました。
今回は素晴らしいスペシャルゲストを迎えての撮影ができそうです。
「とびだせ!えほん」を語らせたら右に出る人がいない方です。
(きっと窓枠から見えた大文字山のこともよく覚えているでしょう)
しかも撮影場所は僕らの大好きなお店からOKをいただきました。
詳細は6月19日の放送をお楽しみに。
ことしも紫陽花の季節です
ところで一昨日は森ノ宮に生活用品の買い物がてら大阪城公園に立ち寄ってみました。
森ノ宮のキューズモールを西に向かい、かつてNHKがあった馬場町のビル街をぬけると目の前がすぐ公園です。
車が行き交う大通りに面した一角にそこだけ切り取られたかのような静かな一角があります。
「あじさいうつぎ園」といいます。
日本各地の紫陽花の名所に比べれば規模も小さくて地味なんですが、その限定された場所で梅雨という時期にだけ咲く紫陽花がみょうに儚げです。
なかでも目を引いたのが白い紫陽花。
その色はまるで昔のかき氷にのっていた練乳みたいな白色でした。
白いあじさい |
見とれていると向こうから近所の少年がいきおいよく階段を駆け下りてきました。
表情は今時のこどもですが、着ている服が甚兵さん風でどこか懐かしい。
しかも木の枠の中でとても絵になります。
今日もいい光景に出会えました。
紫陽花と少年 |
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