お早うございます。早起きディレクターです。
僕の担当している旅コーナー「とびだせ!えほん」は長年続いた「ちちんぷいぷい」の終了を受けこの4月に新番組の「土曜のよんチャンTV」に移行しました。
新しい番組でも今までと同じような”のんびりとした旅模様”をお届けしようと張り切っていたのですが、3度めの緊急事態宣言を受けてロケは中止。
そして次回の放送(6月19日の予定)も緊急事態宣言延長(?)のため、どうやらまたロケに出ることは難しくなってきました。
でも家で大人しくお沙汰を聞いているのもなんだか癪だし、いざという時に取材に行く場所がないのも困るので、昨日は朝から大阪府枚方市の方へロケハン(下見)に行ってきました。
”くらわんか”の宿場町で楽しい時間をくらってしまいました
枚方と言えば江戸時代は東海道の宿場町「枚方宿」として、また、京都と大阪をむすぶ三十石船、いわゆる「くらわんか舟」の中継港としてにぎわった町です。「くらわんか」とは船着き場で売り子たちが「餅くらわんか?酒くらわんか?」と船に乗る旅人に向かって賑やかに商売をしていたことからこう呼ばれたんですが、落語好きの方ならきっとご存知でしょうね。
ただ枚方に持っている情報と言えばそれくらいのもので、実はこれまでこの街をちゃんと歩いたことは一度もありませんでした。
僕は大阪の南の方(住吉区)の育ちなので、実は枚方や寝屋川方面にはちょっと苦手意識があります。(藤井寺や八尾方面には親近感があるんですけど、大阪北部にはどうもアウェイ感があるんです)
きっとロケで出かけてもせいぜい枚方パークや淀川があるくらいで ”ごちゃごちゃして絵にならない街”と勝手に思いこんでいました。
ところがどっこい!
やっぱり現地に行って自分の目で確かめてみるものです。
枚方は歴史と生活感が見事に調和した絵になる街でした。
車を降りて歩き始めた「西見附」あたりからいきなりカウンターパンチをくわされました。
めちゃめちゃ絵になる街です。
宿場町の旧京街道をのんびり歩く
旧街道沿いにはかつての宿場町の賑わいを思い起こさせる建物がたくさん残っています。
そしてところどころに古い住宅を利用したおしゃれなお店も軒を並べています。
品の良い喫茶店や洋服屋さん。
古いアパートには昭和の匂いも程よく残っています。
台所用品や天然衣服をあつかう雑貨屋さん「ルポ・デ・ミディ」では思わず久留米絣のもんぺを買ってしまいそうになりました。(1万6千円)
お店のお兄さんがびっくりするほど爽やかな若者でした。
三叉路にあるトタン作りの店先ではおはぎや雑穀米、胡麻などを売っています。
でも店番のおばあちゃんは雑誌を読むのに夢中でお客さんにはぜんぜん気がつかない様子。
覗いてみるとどうやら漢字パズルを一生懸命に解いているようです。
気になってそばでしばらく眺めていたら、ようやく僕に気づいてにっこり微笑んでくれました。
なんでも今朝、お孫さんから「頭の体操にいいよ」と手渡された雑誌なんだそうです。
そんなエピソードもなんだか微笑ましくて、しばらく立ち話をしていたらあっという間に時間がたってしまいました。
個性的な商店が並ぶ旧街道
そして京阪電車枚方駅に向かう途中には氷屋さんあり、立ち飲み屋さんあり、味噌屋さんあり。
どこもみんな生活感があり絵になるお店です。
きっと個性的な人々が住んでいるのでしょう。長年の勘でわかります。
氷屋さん |
古い味噌屋さん |
左手が立ち飲み屋さん(今は休み) |
淀川のくらわんか舟の船着き場
船着き場後の看板を見つけたので旧街道を離れて淀川に向かうと、そこは一面広大な緑の芝生に囲まれた枚方市民の憩いの場でした。
みなさん思い思いに家族や友人たちと静かな時間を楽しんでいます。
シロツメグサの向こうには観覧車がゆっくり回っています。
遠くから眺めているこちらもなんだかのどかな気分になる風景です。
「枚方はいい町やなあ」
しみじみ思いました。
のどかな公園の向こうに観覧車 |
緊急事態宣言が解除されたら枚方にはロケで必ず帰ってきます。
もちろん先月ロケが中止になった京都の亀岡にもいずれ訪れます。
こうしてロケハンを重ねているとお気に入りの町がどんどん増えていくので、なんだか楽しくなってきます。
さて、お昼も回ったので駅前のそば屋で昼食。
迷った末、注文したのはかき揚げそば定食(700円)。
でも値段の割に稲荷や温泉卵もついてすごいボリュームです。
これはさすがに全部くらうことが出来ず、いなり寿司は持ち帰ることにしました。
というわけで、他にも楽しい街の情報あればお待ちしています。
蕎麦は大盛り!いなり寿司と温泉卵がついて700円は安い |
わー、枚方に来てくださったんですね!
返信削除もともと八尾方面に馴染みがおありなのも
うれしいです。
枚方は宿場町でしたから、きっと長谷川先生も
お気に召すのではないかと思います。
嫁いで枚方に来てから、真っ直ぐな道がほぼなく、よく「どんつき」にあたり、遠回りしてなかなか道が覚えられませんでした。でも、魅力的な細い道や坂道がありますよ。
是非、ロケでまたいらしてください。
枚方のイメージが変わりました。緊急事態宣言が解除されたらロケで伺います。やっぱり風を感じながらの外歩きは楽しいですね。
削除枚方に来てくださったんですね!
返信削除もともと八尾方面に馴染みがおありなのも
うれしいです。
枚方は宿場町でしたから、きっと長谷川先生も
お気に召すのではないかと思います。
嫁いで枚方に来てから、真っ直ぐな道がほぼなく、よく「どんつき」にあたり、遠回りしてなかなか道が覚えられませんでした。でも、魅力的な細い道や坂道がありますよ。
是非、ロケでまたいらしてください。