お早うございます。早起きディレクターです。
みなさんは落とし物を拾ったらちゃんと届けますか?もちろん届けますよね。
はい、僕ももちろん届けます。
でも今回は不思議な場所で不思議なものを拾ってしまいました。
あれは去年の秋分の日
僕は奈良県桜井市にある”酒造りの神様”大神神社が好きで、年に数回、お参りに行くのがここ10年来の習慣です。
とくに春分の日と秋分の日には必ずお参りするのですが、昨年の秋分の日にお参りにでかけた時のことです。
いそいそと神社に続く参道を歩いていたら出店の並ぶあたりの道に白い銀行封筒のようなものを見つけました。
「?」
拾ってみると中にはさらに封がされた封筒があり、何やら紙幣(金券?)らしきものが数十枚入っています。
「もしかしたら落とし主はまだ境内にいて困っているかも知れない」
そう思ったぼくはすぐに神社の社務所をたずねて事の顛末を説明しました。
神社の担当者がいうには、落とし物はちゃんと近所の桜井警察署に届けるということで、これでとりあえず一安心。
で、家に帰るとその警察署から電話がかかってきました。
「落とし物は届け主が現れた場合は連絡しますが、その場合に何%かの報酬は要求しますか?」
僕は「いらない」と答えました。
「もし半年たっても現れなかった場合は現物をお渡ししますが、その場合はまた警察まで取りに来ていただけますか?あとで確認用の用紙を郵送しますから」
先のことはよくわからなかったのですが、持ち主が現れなかった場合に処分されるのももったいないと思いとりあえず「わかりました」と言って電話をきりました。
それから半年がすぎ・・・
そんな事を忘れているうちに慌ただしく半年が過ぎました。
先日、机の奥にしまってあった桜井警察から届いた封書を見つけて、ふと例の封筒のことを思い出しました。
結局、封筒の落とし主は現れなかったのでしょう。(警察から何も音沙汰がないということはそういうことです)
そんな中、僕はこの4月に発足した新会社の祈願を兼ねて大神神社を訪れることにしました。
そしてその行き道、あのあと家に届いた確認用紙を手に桜井警察署をおとずれました。
署の中で事情を説明するとすぐに落とし物係の警察官があの時の白い封筒をもって現れました。
「この封筒に間違いありませんね?」
僕は「多分そうだと思います」と答えました。
「では、中をあらためさせていただきます」と、担当官が封筒の中から出したもの。
それは”ビール共通券”でした。
しかも大瓶2本分が20枚も。
まさか、お酒の神様の境内でビール券を拾うとは思いもしませんでしたが、これってもしかしたら神様からの贈り物なんでしょうか?
ありがたくビールを飲んでいいもんなんでしょうか?
いまちょっとだけ迷っています。
僕は今ダイエット中なものですから。
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