お早うございます。早起きディレクターです。
最近は日本の社会がみょうに優しくなったのか、テレビを見ていてもかなり甘ったるくて”安い”愛情に満ちたものをよく見かけます。
まるで大福にさらに砂糖をまぶしたような甘さ。
でもスイカに少し塩をふったら更に甘く感じられるように、物事には多少の塩気(毒気?)が必要だと昔から思っています。
そうでなければ人生はあまりにも平凡で退屈です。
まわりには愛すべき”わるいやつら”がたくさんいます
たとえば僕らは気の合う仲間内で会話をしていても、しょっちゅう毒気や塩気をまぶします。
そうするほうが話にメリハリが効いてたのしく伝わるからです。
で、そういった仲間のことを僕は愛情を込めて「わるいやつら」と呼んでいます。
プロデューサーにもいるしアシスタントにも音効さんにもいます。
「とびだせ!えほん」の絵本作家、長谷川さんなどはその典型です。
でも誤解しないでほしいのは、自分は長谷川氏が本当に悪くていやな奴と言っているわけではありません。
画伯は芸術家ですし、もともと非常に繊細でかなり普遍的な感性の持ち主であるがゆえに、いやでも人間のもつ”暗部”に気づいてしまい、いつのまにかそれを自分のうちに蓄えているタイプの人であるということです。
0から1を作る職業の人には「わるいやつ」の要素は絶対必要ですし、もちろんテレビディレクターも同じです。
真面目さや情熱も必要ですがそれだけでは暑苦しい。
わるいといえば・・・Y君
自分は過去にさまざまなアシスタントディレクターと仕事をしましたが、伸びるタイプの人間にはやっぱりどこか「わるいやつ」の要素がありました。
今、読売テレビでチーフディレクターとして活躍している後輩のY君もそのひとりです。
彼は入社した当初からかなり「わるい目」をして毒を吐いていました。
たぶん今ではそのわるさにさらに磨きがかかっていることでしょう。
(Y君は自分の名前がこのブログに出ることをのぞんでいると聞いたので、あえて書きました。ちゃんと読んだか?吉澤)
昨日は”わるいやつ”にいじられた
もちろん芸人さんにも””わるさ”は必要で、人気者にも「わるいやつら」はたくさんいます。
「ちちんぷいぷい」でもよくスタジオでご一緒する吉本新喜劇座長の酒井藍ちゃんもそのひとり。
彼女は相当「わるいおんな」です。
いつも誰かのことを笑顔でじっと観察しながら、毒気を含んだ妄想をしているはずです。
だからこそいろいろな演技ができるのでしょう。
昨日は「とびだせ!えほん」の生本番だったのですが、放送中にさんざん彼女にいじられました。
しかも”わるーいモノマネ”までされました。
ディレクターとしては大変ありがたいことです。
でも、今度あったら絶対やり返す。
藍ちゃんまた逢いましょう。
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