お早うございます。早起きディレクターです。
テレビディレクターは自分の作ったVTRを電波に乗せて放送することが仕事ですが、これって思えばなかなか大胆な仕事だと思います。
だって自分の思いやアイデアを世間にむけて公表するわけですから、こんなこっぱずかしいことはありません。
うまくいったときはいいですが、駄作の時はかなり落ち込むこともあります。
時には精神的にまいることもあります。
ディレクターの中には心の病にかかったりして途中でやめていく人も結構いますが、きっとそんな心理的なプレッシャーも原因のひとつなのでしょう。
逆に言うとそれだけディレクターは承認されたい欲求が強いのかもしれません。
BGMにも意味があるんです
僕もディレクターですから「面白かった」と視聴者から言ってもらえることはもちろんうれしいです。
でも、実はもっとうれしいことがあります。
それは使用している音楽を気に入ってもらえることなんです。
たまにTwitterなんかで「あのシーンのBGMは素晴らしかった!」なんて書いてあると、心のなかでガッツポーズしています。
とくに”ある場面に使った音楽(BGM)の演出意図”を正確に理解してくれる視聴者の存在は本当に有り難いもんです。
「絶対この人とは気が合う!」と、確信してしまいます。
音楽の趣味がわかり会えることは僕の場合、人間関係でもかなり大きなポイントをしめていますから。
以前、テレビ番組のひまネタ用にある企画を考えたことがあります。
”ご夫婦共通の好きな曲は何か?”をリサーチするインタビュー企画です。
”ご夫婦共通の好きな曲は何か?”をリサーチするインタビュー企画です。
街角で出会う普通のご夫婦やカップルに質問します。
「あなたたちが出会ってラブラブだった頃、いつもBGM(心の中のBGMでもいい)で流れていた思い出の曲といえば何ですか?」
仲が良いカップルならば同じ思い出の曲を言うかもしれないし、例えお互いの思い出の曲が違っていても、忘れていた過去が思い出されたりして、それはそれで楽しいトークが展開できそうな気がしませんか?
時には揉めはじめるカップルもいたりして・・・少々毒気もあって面白いと思うんですがいかがでしょうか?
音楽の趣味が合う人とはなんだかうまく行きそうな気がする
でも、音楽の趣味が合う人ってそうでない人よりは確実に仲良くなれる要素は大きいと思います。
ほら、若い頃って好きな音楽ジャンルが同じ友人と仲良くなったりしたもんですよね。
で、それは年をとっても変わりません。
というか、むしろ長く生きてくるほど音楽の趣味や指向性がその生き方に関わってくるかもしれません。
いつまでも夢を見られる人はやはりそんな傾向の音楽を好むだろうし、金勘定ばかりしている人はそれなりの音楽のジャンルがあるのでしょう。(もちろん逆の場合もあるでしょうが)
いずれにせよ、もうがむしゃらに働く年代は終わったんだから、これからは音楽を夫婦、友人と一緒に楽しめる程度に心に余裕のある生活を送っていきたいものです。
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