お早うございます。早起きディレクターです。
みなさんは”ジンクス”って信じますか?
性格が強くてずっと己の力だけを頼りに生きてきたような人なら「ジンクスなんてクソ喰らえ!(失礼)」なのかもしれませんが、繊細なおじさんディレクターの僕はわりとそういった迷信的なものを気にします。
ネットで調べると、本来「ジンクス」は”縁起の悪いもの、けちのつくような事柄”という意味だそうですが、僕はこれまで逆に”縁起の良いもの”という意味にも捉えてきました。
生活の中の縁起が良いもの
僕にはロケや生放送の当日には決まって身につける靴下やハンカチがあります。
もし新しい靴下で、その日の仕事がうまく行かなかった場合には二度とはかないこともあります。
だいたいここ一番では青か茶色のものを選びます。
あと富士山に関わるものとも相性がいいようで、身の回りにも富士山に関連するものが多い。
編集する机の右横には赤富士の絵が飾ってあります。
実は「とびだせ!えほん」でナレーターをつとめた寺田ゆみこさんも静岡県浜松の生まれです。
最初にそれを知ったときは「やったー!富士山」と心の中で叫びました。
そして実際に仕事でご一緒したら案の定・・・幸運な声の持ち主でした。
そして開始1年目の特番ロケで長谷川画伯がまさにその富士山を描きに行った時にはロケ中に幸運なな出会いばかりが続きました。
やっぱり富士山が好きです。
これは音楽も同様です。
例えば大切な仕事や用事がある日の朝に車中で聞く音楽はビル・エヴァンズや小野リサ。もちろん今では、”はっぴいえんど”や”サム・クックもそうです。
きっと自分の幸運で楽しかった想い出と音楽がどこかで結びついているんでしょう。
逆にあまり縁起が良くないミュージシャンは・・・これは書きません。
鶴亀鶴亀。
ついに”マイルズ・デイビスの封印”を解くのか?
そんな縁起が良いとか悪いとかは別にして、興味はあるのだけれどなんとなく「これはまた、いずれどこかで・・・」と、引き出しの奥に大事に保存していたような音楽もあります。
きっといずれ聞くんだろうなと思っていたミュージシャン。
そのひとつがマイルズ・デイビスです。
マイルズさんのクールな音楽は若い頃の自分には高嶺の花だとずっと思っていました。とにかくかっこよすぎるんです。(しかもあの人、ちょっと性格が意地悪そうです)
でも意を決して氏の名盤とほまれ高い「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」というアルバムの中の一曲「バイ・バイ・ブラックバード」という曲を聞いたんですが、これがまたいいんです。
曲の内容はじぶんの不幸の象徴である「Blackbird」に別れを告げて愛しい人の所へ帰っていくという内容なんですが、音数の少ないその抑えたクールな演奏の底にどこか慈悲めいたものを感じる。
マイルズさんにも意外と穏便でやさしい(失礼)ところがあったのかもしれません。
ちなみにこの曲はマイルズの師匠筋に当たるチャーリー・パーカーさんに捧げた曲とも言われています。
まだまだ世の中には良い音楽もたくさん残っているもんです。
でも、マイルズ・デイビスの音楽がこれからの自分の人生の幸運なBGMになるかどうかは、その曲がこれからの自分のよい仕事や出来事と結びつく必要があります。
要するに自分次第ということですね。
それでは今日ものんびりゆったりとがんばります。
ちなみにジョン・コルトレーンはまだまだタンスの中にしまっておくつもりです。
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