お早うございます。早起きディレクターです。
「ちちんぷいぷい」のない平日の午後・・・みなさんはいかがお過ごしですか?
僕はこれまでジャズギターの師匠から教わった練習時のビデオを見なおしながらの復習に余念がありません。
3ヶ月ほど仕事で怠けていたのでこれまでの分を取り戻すのは大変ですが、ここ3日ほど集中したので大分勘どころも運指も戻ってきました。
これでディレクター仕事もマイペースでこなしながらギターも楽しめれば最高なんですけど、今後はどう展開するものか。
でもギターを胸に抱えていると不安な心も落ち着いてきます。
これまでの人生をふりかえれば、趣味にしても仕事にしても常に自分のそばには必ず音楽がありました。
朝から気分が落ち込みがちな時はドゥービー・ブラザーズが活を入れ、時にリンダ・ロンシュタットの優しいボーカルで励まされたり、グレン・グールドのピアノやチェット・ベイカーのトランペットで異次元にタイムスリップさせてもらいました。
またディレクター仕事でも数々のチャーミングな名曲が自分つくった拙い作品をレベルアップさせてくれました。
このような音楽との関わり方は今後も変わらないし、変えないつもりです。
「はじまりのうた」BEGIN AGAIN
昨夜は「はじまりのうた」という音楽をテーマにした映画を見ました。
もう何度も見直しているんですが、これまでプライムビデオの会員になってから見た映画の中では最高だったのがこの映画です。
ストーリーは落ちぶれた腕利き音楽プロデューサーが、恋人に裏切られて失意の女性シンガーと出会い、彼女のデモCDを作るために仲間たちとニューヨークの街角をスタジオに見立てて録音ライブを行なうという内容です。
シンプルなストーリーですが音楽演奏のシーンはかなり興奮します。
きっと僕らの世代の音楽好きならあの頃がよみがえるようなワクワク感を味わうんじゃないでしょうか。
なかでも主人公たち2人のこの会話が一番好きです。
お互いの好きな曲を片耳づつのイヤホンで聞きながらごく普通の街角を眺める2人。
「音楽は魔法だ。平凡な風景が意味のあるものに変わる」
「そして、年を取るほどこの真珠がなかなか見られなくなる」
みなさんもはじめて(ソニー)ウォークマンを聞きながら街に出て景色を眺めた時にこんな感覚を体験しませんでしたか?
僕は年をとってテレビの仕事をしながらも、ずっと、同じようなことを感じています。
魔法の言葉
そういえば、かつて小学校4年生の頃、父親にギターを勧められた時にこんなことを言われました。
「生きていればどうしようもなく悲しかったりやりきれなくなったりする時がある。そんな時にギター(音楽)はきっと慰めになってくれる」
もちろん当時は「そんなものかな?」と思う程度でしたが、歳を取るにつれてその言葉の重みは増してきました。
きっとそれは父からの「魔法の言葉」だったんでしょう。
それではきょうも楽しい魔法とたくさん出会えますように。
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