お早うございます。早起きディレクターです。
今日4日は「とびだせ!えほん」和歌山県湯浅町の放送なんですが、最近はディレクターの放送前の作業もかなり変わりました。
昔はVTRの音付け作業をする時は、わざわざ音効さんのスタジオまで足を運んで夜遅くまで仕事をしていましたが、今はそれも自宅で出来ます。
1年前からリモート作業
具体的にいいますと、僕はいつも放送当日の朝は3時ごろに起床。
パソコン前に座って放送用の資料作りなどをしていると、5時頃になれば音効さんからVTR用に音楽が加わったデータがLINEを通して送られてきます。
そうしたらデータをダウンロードして内容(音楽の種類やタイミングなど)をチェック。
気に入らない箇所があればLINEで返信してもう一度やり直してもらいます。
(今の音効さんはまずやり直しはありません)
細かいニュアンスの訂正などはLINEの電話を使ってやりとりします。
そしてOKになれば完成したデータをあらためて放送局に送ってもらって、後ほど放送局に僕が出向き放送用ディスク(昔で言うなら放送用テープです)にダビングすれば完成です。
家の仕事は腰に来る
このシステムはちょうど1年前くらいに放送局の友人が考えてくれたのですが、まさにいまのコロナ禍によるリモート仕事の世の中を想定していたかのような先見性に富んだシステムです。
無駄な移動の時間や出費もおさえられますからね。
ただディレクターはデスクに座りっぱなしなので腰には負担がかかりますが。
ま、いいか。
血の通ったものづくり
これからは放送局だけでなくどの仕事の分野でもますます無駄をはぶく方向に進まざるをえない状況です。
実際この1年間で実は組織内に多くの無駄があることに気づいた会社も多いはず。
こうして組織がさらに合理的になっていくことはいいことだし、ぼくも歓迎します。
ただ反対に出来上がる物や作品はクールになりすぎず、人間的な血の通ったものであることがますます望まれるようになるとも思っています。
それには、無駄なものは省くけれど、時間や労力、お金を注げるところには注ぐというメリハリや割り切りも必要になってくるのではないでしょうか。
そんなわけで今日も人間的な血が通った放送ができるように、腰に湿布を2枚貼って行ってきます。
関連→ まるで故郷のような町「湯浅」
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