お早うございます。早起きディレクターです。
ロケ好きですから普段は楽しく撮影仕事をしているのですが、時には現場の空気に感情が追いつかなくなる時があります。
楽しい場面では素直に楽しめばいいのになんとなく自分の気持が乖離してしまい、しだいに焦ってきてまったく面白くないような気分になる。
でも家に帰って収録した素材をあらためて見直してみるとそんなに悪くない。
最高の環境なのに、なぜか気持ちが不安定に浮足立つ時。
それが、冬なのに時々春を感じさせるような温かい風が吹くような日です。
あたたかい風みたいな人たち
よく「木の芽時は気持ちがざわつく」とか言われますが、それに近い感覚かもしれません。
春を呼ぶ風はもちろん好きなんですが、いつもなんとなく物哀しくなります。
特に歳を重ねてきた最近はそれが顕著で、1月末から2月末にかけてはまさにそんな気分になりやすい。
先日、和歌山の湯浅町を訪れた日にもそんな春を感じさせる風がときおり吹いていました。
体はぽっと暖かくなるのに心がざわざわする。
しかもこの町には、前々から再会したかったとても懐かしい人が住んでいます。
明るくて優しい人なんだけど、いつも別れた後にどこか寂しさを感じてしまう、まさに春のそよ風みたいな人です。
そして出会ってしまった後はやっぱり切なさが残る。
そういえば以前、京都山科で長谷川画伯があこがれの女優である四条栄美さんにはじめて出会ったあともそうでした。
人間の感情って不思議です。
特にコロナの今は人恋しくなっているのかもしれません。
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