お早うございます。早起きディレクターです。
昨日は山口百恵さんのホロスコープについての考察を述べました。
言いたいことは「つらい時を乗りこえれば幸せな時もくる」というごく当たり前のことだったのですが、占星術的な専門用語が多くてわかりにくかったかもしれません。
もうすこし噛み砕いて書きます。
占星術の基礎
そもそも西洋占星術は人が生まれた瞬間に、太陽⦿、月🌙、水星☿、金星♀、火星♂、木星♃、土星♄、天王星♅、海王星♆、冥王星♇の天体が(他にもカイロンなどの小惑星があります)12部屋あるホロスコープのどの部屋に位置し、それぞれの星同士がどのようなアスペクト(角度)を保っているかによってその人の基本的な性格(運勢)を判断するものです。
また12の部屋にはそれぞれの固有の意味があり、さらに12の星座(牡羊座〜魚座)の意味も絡んできますので、掛け算的にそのパターンは広がっていきます。
例えば2020年12月7日 午前3時54分、大阪府生まれの赤ちゃんなら下記のようなホロスコープ(出世図)が出来上がります。
この赤ちゃんは太陽⦿が射手座♐の15度07にあります。だから一般には「射手座生れ」と呼ばれるわけで、よく雑誌やテレビの星占いで使われる「@@座」とはこのことです。
太陽星座は生れた月日がわかれば判断できるのでほとんどの人は「自分が何座?」かはわかっています。でも占星術では他にも見ないといけない要素が無数にあります。
例えば月🌙の位置やアセンダント(上昇宮)などで、この赤ちゃんの月🌙は獅子座♌の29度30、アセンダント(左の端♦)は蠍座♏の7度27。
太陽の星座はその人のエネルギーの源を示しますからもちろん重要なんですが、月はその人の無意識の姿(普段着の性格)アセンダントは他人からの見た目、印象などに影響します。
つまりこの赤ちゃんは他人からの見た目は蠍座♏的(神秘的。そして金星♀がそばにあるので穏やで上品そう)。基本的なパターンは射手座♐的。(行動が早い。水星☿が近いからおしゃべり好き?)でも私生活で無防備になったときには獅子座♌的な性格(威厳的。目立ちたがり?)が出るなどと読むわけです。
さて、ここまで解説してきましたが実際にホロスコープ作りで問題になるのは「産まれた正確な時間がわからなければ月もアセンダントも位置を特定できない」ということです。時間がわからないと正しいホロスコープは作れないんです。
もちろんその人の体験や性格をもとに時間を割り出す方法もありますが、(レクトファイ)これは超プロの仕事です。
ちうわけで今回は占星術の基礎その①を書きました。続きはいずれまた。
でも最近は便利なホロスコープ作成ソフトもたくさんあります。(そもそもホロスコープ作成にコンピューターほど向いているものはない)
上記のホロスコープも「さくっとホロスコープ作成」という親切な方が作った無料のホロスコープ作成ページで作らせていただきました。もしご自分の出生時間がわかって(わからなくてもできます)ホロスコープに興味がある方は一度作ってみてください。
パソコン用ソフトの入った解説書「新版スターゲイザー」(小曽根秋男)や名著「占星学」(ルル・ラブア著)でも占星術の基礎が学べます。
趣味としての星読み
占星術は生まれ持っている性格や資質(ものごとにどのように反応し行動するか)を判断することに関してはまず100%近い的中率があると自分は考えています。
しかし未来(現在)を占うにはそれ相当の人生経験、技術、洞察力、直感力が必要です。
うまれもってのホロスコープに未来(現在)の星がどのようなアスペクトを投げかけていくのかを読みながら、その人がどんな運命を迎えるのかを読み取るのはプロでも難しい。逆に言えばそれができるからプロなわけです。
世の中には占星術の類を頑なに否定する人も多いですし、うかつなことを言ったり書いたりすれば怒られるかもしれません。
でも目に見えないものを信じるくらいの余裕があるほうが生きていて楽しいはず。
だから僕はひとりのアマチュアとして”世間を眺める時の密かな基準”としてこの占星術を楽しんでいくつもりです。
もともと星空を見るのは好きですし、星読みはボケ防止にも最適ですから。
関連→ 音楽と星座と人のハーモニー
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