お早うございます。早起きディレクターです。
もうすぐ「おうちで絵をかこう」の収録も迫っていますが、今日は”星読み”の話を少々。
僕が占星術に興味を持ち出したのは中学生の頃でしたが、あの頃はいろんな雑誌や専門書を読んでいても占星術をまだ「吉」や「凶」などで語ることが多かった記憶があります。
例えば「牡羊座は獅子座とは相性がいいが山羊座とは悪い」とか。
多分そのように書くほうがわかりやすいし読者受けもしたんでしょう。
もちろん当時の占星術師も人生が「吉凶」で語れるほど単純ではないことぐらいわかっていたはずですし、実際にそのような方もたくさんいました。
それなりに年齢を重ねないと占い師なんてできないのでしょうね。
昭和の大スター山口百恵さんの星に見る幸せ
そんなある日僕の目を引いた出生図(ホロスコープ)の解説がありました。
テーマとしては「人生は克服するべきものを乗り越えればそれだけ豊かな恵みがもたらされる」的なことだったように覚えていますが、例として取り上げられていたのが山口百恵さんでした。
*「乙女座宮」という名曲がありますがご本人は昭和34年1月17日うまれの「山羊座(♑)」です。
山口百恵さんは昭和のアイドル(という表現ではもったいないほどの大スターですが)そのホロスコープにはグランドクロス(赤線)という強烈なアスペクトが存在しています。
グランドクロスとは4つの星が90度、180度でまじわり十字架を作るもので百恵さんの場合は金星(♀)、火星(♂)、木星(♃)、天王星(♅)の4つの星で形成されています。
グランドクロスは一般的には「その人の克服すべき課題」などと言われていますが、それが頑固な固定星座(牡牛座♉、獅子座♌、蠍座♏、水瓶座♒)で形成されていますからその影響力はなおさら強烈です。
山口さんは幼少時代はあまり人に言えないような苦労もなさったと聞いていますし、芸能界でデビューしてからも華やかな舞台とは裏腹にどこか寂しげな、そして神秘的なイメージがありました。
でもグランドクロスには水瓶座♒の金星(♀)と牡牛座♉の火星(♂)も加わっていますから女性としても魅力的でセクシー。だから芸能界にも向いていたんでしょうが、逆にそれが本人には重荷だったのかもしれません。
克服すべきものがある豊かな人生
一方、このホロスコープには3つの星が120度で交わるグランドトライン(青線)も存在しています。
グランドトラインはグランドクロスとは逆に本人にとってはわりと安易に達成できる分野などと言われています。(時にイージーに流れすぎることもあります)
それが月(🌙)と土星(♄)と冥王星(♇)で形成されています。
月はその人の丸裸の感情、いわば普段着の姿。それを援助する土星は頑固な教師のような星で現実的な山羊座 ♑に位置します。そして物事を終わらせ再び復活させる冥王星が2つの星を後押ししている。
土星が関わっていますから「自分に厳しいタイプ」で、どんなことを任されてもきっちりこなせる人なんでしょうが、でもやはり山口百恵さんは”超普通の生活”にこそ本当の安らぎを求めていたのでしょう。
百恵さんの夢がその何年か後にかなうことは、あの記事を読んだ頃には思いもしませんでしたし、ご本人もきっとそうでしょう。
でもそれが出来たのは、たぶん百恵さんが幾多の困難を克服したから(土星の教えを守って)・・今となって僕はそのように考えます。
桜田淳子さんの場合
ちなみに山口百恵さんといえばよく比較されるのが同時代を代表するアイドルの桜田淳子さん。
彼女の場合は火の星座に太陽、土星、冥王星というかなり強力なグランドトラインの持ち主です。
きっと桜田さんは”己の考える幸せに向かって火のように邁進”するタイプなのでしょう。
いったん燃えだすと止まらないんでしょうが、それもまたひとつの生き方ですよね。
とにかく人間の価値なんて死んでいく間際までわかりません。
どんな生き方をしようとそれがその人の選んだ道ならば仕方がない。ぼくはといつもそう思っています。
「人とタバコの良し悪しは、煙になって後の世に出る」
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