お早うございます。早起きディレクターです。
今日12月3日(木)は午後3時10分頃から「とびだせ!えほん」の奈良県室生寺編の放送があります。
「女人高野」室生寺は女性の世界
室生寺は奈良県の北東部にあり、別名を”女人高野”と呼ばれるお寺です。
高野山に参拝できなかった女性信者のために建立されただけあって、境内のいたる場所が女性的で穏やか・・・今回、ロケに同行して自分はそんな印象を持ちました。
奥にそびえるミニチュアみたいな五重塔がこのお寺を象徴的に表しています。
日本でいちばん小さな五重塔なんですが、逆に小さいだけにその存在感が際立ち、しかも女性的な気品があります。
お寺も素晴らしいのですが周辺の山里にも風情があります。
僕は常々、奈良の魅力とは有名な寺院だけでなく”まわりの民家や畑が手つかずのまま残っている”ところだと思っているのですが、ここ室生寺はまさにそんな場所です。
お寺でちょっと贅沢な気分を味わった後に”ふと訪れる山里の風景”はなんともいいものです。
落ち葉を燃やす真っ白な煙が里の空に立ちのぼり秋の香りを運ぶ。
まさに「家に帰りたくなる」ような郷愁を誘うにおいです。
早くうちに帰りたくなるにおい
ところで「家に帰りたくなる」とくれば僕はアメリカのフォークデュオ、サイモン&ガーファンクルが1966年に発表した「早くうちへ帰りたい」という名曲をすぐに連想してしまいます。
サイモンさんとガーファンクルさんはいったいどんなにおいをかいだら家に帰りたくなるんでしょうか?
まさか僕のように路地から漂う甘辛いお出汁やカレーの匂いではないでしょうが、きっとそれは母親の思い出にまつわるにおいなんでしょうね。
ちなみに番組の出演者、長谷川義史さんはお母さんがよく作ってくれたあるものの天ぷらに郷愁を感じるそうです。
藤井寺ならではのにおい、なんでしょうか。
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