僕は小野リサさんというボサノバミュージシャンが好きで普段もよく聴きますし、自分が作るVTRのBGMとしてもお世話になっています。
「マイ・ボーイ」「ジャンバラヤ」「FASCINAÇÃO 」「切手のないおくりもの」「ジェントル・オン・マイ・マインド」「I'm An Old Cowhand」「ラスト・ワルツ」など、想い出の楽曲は数え切れません。
魔法のようなボサノヴァボイス
ボサノヴァ独特のささやくような抑えたボーカルはもちろん、けっして派手ではないけど存在感のあるギターの音色も大好きです。
しかもどんな曲をうたっても「小野リサ」テイストになってしまうのがすごい。
その歌声が流れただけでふわっと場面を包み込んでしまう”魔法のような音楽”だからCMなど様々なジャンルでよく使用されるんでしょう。
「マイ・ボーイ」
その小野リサさんについて何か書こうと思ったんですが、実は僕は小野リサさんについて何も知らなかったことに気づきました。
今時はウィキペディアなどを見れば人物の概要はわかるんですが、それを読んでいてもなんだか漠然として曖昧な感じです。
小野リサ・・・本名は小野里沙。ブラジル音楽が好きな父がライブハウスを経営しようと渡伯した後ブラジルで生まれる。その後10歳の時に帰国。15歳からギターを弾きながら歌い始め、1987年ごろに曲を作り始めた・・・
”オノリサ”というその名前の響きも素敵です。まるで”モナリザ”みたい。
見た目も秀麗でアルバムジャケットではかならず決まって口角を上げて微笑んでらっしゃいます。でも、その笑顔だけではもうひとつ本音がつかめないから見ていて少しだけ悩ましい。
音楽がふわっととろけたようなイメージだから、ご本人もそんなマシュマロのような雰囲気なんでしょうか。
そういえばいまから10年ほど前にMBSの「ちちんぷいぷい」に歌のゲストとして来られた時も、ビルの屋上に設けられたセットでひっそりと歌われていたので、モニターでしか見ることが出来ませんでした。
いちどお会いしたいものです。
昔の女優さんみたいな夢の存在
でも考えてみれば、僕が子供の頃にテレビや映画で見て憧れていた美人女優さんって、小野リサさんみたいに実体感のない人が多かった記憶があります。
まるで夢の中にいる架空の王女様みたいな存在で手を伸ばしてもけっしてつかめない人。
やっぱり「夢の人」はそのままにして音楽を聴くだけのお付き合いにしていたほうがいいのかも。でも小野リサ、好っきやわー。
「I've Just Seen A Face(夢の人)」
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