天王寺区桃谷
お早うございます。早起きディレクターです。
今「とびだせ!えほん」の天王寺・桃谷編を編集しているんですが、今回もやたら”路地”や”アロエ、トタン”などの昭和の遺物が登場します。
だいたいこのコーナーには今の時代から取り残されつつあるすき間的(ニッチ?)なものがたくさん登場するんですが、不思議なものでこんなものに興味を持って見てくれる視聴者が今でも一定数いらっしゃいます。
もちろん出演の長谷川義史画伯も僕もこのような地味な世界観が大好きなんですが、これって一体何なんでしょうね。
手つかずの町、血の通った町
今回、細い路地を歩きながら画伯がボソッとつぶやいた一言があります。
「桃谷の町には手つかずの古さが残っているなあ」
その言葉が妙にひっかかっているんですが、もしかしたらその”手つかず”の温かさが僕らを魅了するのかもしれません。
これまでいろいろな町を取材してきた経験から思うのですが、町の個性って、そこに住んでいる人々の個性にやはり確実に影響をあたえます。
きれいな川の流れる町の住民はなんだか幸せそうな気がします。
懐かしい路地のある道には温かい人情を感じます。
だからこそ町づくりってだいじな事なんでしょう。
もっともっと血の通った優しい町づくりができるよう、行政が更に良くなればいいんですが。
テレビ屋がいちばん嬉しい褒め言葉
そういえば今回、とつぜん取材でお世話になったあるお店のご主人からありがたい言葉をかけてもらいました。
わが「とびだせ!えほん」のチームは見た目も年齢が高めで見た目はちょっと異色だけど、とっても楽しそうで”血が通っている"雰囲気がするそうです。
テレビ制作者にとってこれほど嬉しい言葉はありません。
もしかしたら角淳一さんや「ちちんぷいぷい」を築かれたプロデューサーの方々の伝統なんでしょうか。ありがたいことです。
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