筒美京平さん、お世話になりました

2020年11月8日日曜日

音楽&ギター

t f B! P L

ヒット曲も時代とともに

お早うございます。早起きディレクターです。
このごろは日本のヒット曲も様変わりしました。
もはやレコードやテープの時代は遠い昔。CDさえ売れなくなりインターネット配信などで音楽を単体で聞く世代が増えたので、昔のようにアルバムとして音楽を聞くことは減ってしまったんだそうです。
そのヒット曲の傾向としても出だしのキャッチーなメロディーでいかに聞き手の購買意欲をそそるかが勝負。とうぜん、長々としたイントロの曲は少なくなります。


すこし前「とびだせ!えほん」でBGMを担当している音効さんが嘆いていたことがありました。
ある番組をテレビで見ていたら西田敏行さんの「もしもピアノが弾けたなら」(作曲編曲 坂田晃一)が流れたんですが、それがいきなり前奏をすっとばして歌の部分から始まったのでがっかりしたというのです。
「もしもピアノが弾けたなら」は歌も素晴らしいがあのイントロのピアノ演奏こそみんなが涙する重要なポイントなのに・・・
その意見にはぼくも大いに共感したものです。
前奏のない「もしもピアノが弾けたなら」なんてありえない。(0:01〜0:16)


昭和のメロディーメーカー筒美京平さん


名曲には曲の中に聞き手の涙腺をゆるがす泣かせどころが数カ所は必ずあります。
先月の10月にお亡くなりになった昭和のメロディーメーカー筒美京平さんなどは泣かせどころを作る天才でした。
尾崎紀世彦さんが歌う『また会う日まで』のサビの部分「二人でドアを締めて〜」なんてあまりにも有名だし、個人的には浅田美代子『赤い風船』の「しーっかり握りしめた赤い風船よ〜」の部分が大好きで、昔は子供ながら心が震えたものです。(0:19〜0:29)


そして最近ますます好きになってよく聞くのが井上順さんの歌うお世話になりました
ノスタルジックなイントロのピアノも素敵ですし「明日の朝この街を〜」とはじまる歌の導入部分も大好きです。
そしてなんといっても泣かせどころは「あなたの優しさを僕は忘れないでしょう 元気でいてください お世話になりました」 
コードで言うとD→BmGF#mEmA
こういうコード進行、日本人は本当に大好きですからね(0:34〜0:50)



うーん何度聞いても心にしみる。今度番組で使わせてもらいます。
筒美先生、本当に本当にお世話になってます。そしてこれからもお世話になります。


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お早うございます。早起きディレクターです。 最近ブログは滞っていますが、動画の編集などはけっこう真面目にやっております。 4時過ぎに起きたらまず昨日の日記を書いて(「モーニングページ」も書いて)、軽く 筋トレして、 6時前に日が昇ったら散歩に出て、 植木に水をやって、めだかに餌も...

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関西在住。早起きのベテランTVディレクターです。これまで旅モノやドキュメンタリーを中心に活動。MBS「ちちんぷいぷい」の旅コーナー”『とびだせ!えほん』『前略、旅先にて』やKTV「ふるさとZIP探偵団」などを担当していました。 テレビ業界での経験話からドラマや音楽論。そして趣味の占星術まで色んなジャンルの話題をつづっています。

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