お早うございます。早起きディレクターです。
今日は「占星術」と「音楽」の共通項についての話題です。(2年前に書いたものを改定しました)
今の世の中は「10進法」が主流ですが、実は”数学的”には「12進法」の方が美しいという話を聞いたことありませんか?
その理由は「12」は「2,3,4,6」という数字で割り切れるために、分数や小数の問題が生じにくいから、だそうです。
たしかにカレンダーや干支などは12進法(時計は60進法?)ですし、この世を「まるい円」として捉えると世界は360度ですから10進法より12進法のほうが色々割り切れる。
なんとなく、言っている意味はわかるような気がしないでもありません。
(数学は苦手なんで、あくまで”なんとなく”ですが😅)
音楽と占星術の共通項も「12進法」です
でも自分は若い頃から音楽(特に西洋音楽)と占星術には大変興味を持っていましたので、長年慣れ親しむうちに、そこに”ある共通項”があることに気づきました。
それは、このふたつ共通しているのが「12」という数字だということです。
音階は「ド」からはじまって「ド#(=レ♭)」「レ」「レ#(=ミ♭)」「ミ」「ファ」「ファ#(=ソ♭)」「ソ」「ソ#(=ラ♭)」「ラ」「ラ#(=シ♭)」「シ」と12の音があります。
そして星座も「牡羊座」からはじまって「牡牛座」「双子座」「蟹座」「獅子座」「乙女座」「天秤座」「蠍座」「射手座」「山羊座」「水瓶座」そして最後の「魚座」まで12星座があります。
しかもそれぞれの音やそれぞれの星座の角度・度数(アスペクト)によって様々な和音(ハーモニー)や不協和音が生まれるところも全く共通しています。
音の調和と不協和音
例えば音階を丸い円(360度)だと考えればド・ミ・ソのそれぞれの角度は120度(240度)で、これは「明るい響きのハ長調(Cメジャー)」。
ところがミの音を半音下げてレ#(ミ♭)にすれば、ドとの関係が90度になり急に「寂しい響きのハ短調(Cマイナー)」になってしまいます。
さらにソを半音下げてド・ミ・ファ#(=ソ♭)にするとドとの関係が180度(対角線上で向き合った関係)となり、途端に「怪しい(ブルース系)の響き」になる。
このように音の響き方は音同士の度数で変わってくるのです。
*ちなみに音楽の専門家なら普通はドから見てミの音を「3度」の関係、ドから見てレ#(ミ♭)の音を「3度マイナー」の関係、ドから見てファ#を「5度♭」の関係など、音同士の各度数にそれぞれ意味、役割があることは当然知っています。
占星術も星と星の度数で占います
これは星座でも同様で、占星術の世界では1番最初に位置する「牡羊座」と5番目の「獅子座」と9番目の「射手座」はそれぞれが120度の調和する関係で”物事がスムーズに進む”けれど、「牡羊座」と4番目の「蟹座」7番目の「天秤座」10番目の「山羊座」はそれぞれが90度と180度の不調和な関係なので「ちょっと問題が生じる度数」などと考えられています。
かつての古い占星術ではそれを「吉凶」というシンプルな言葉で表現していたので、単純に度数が「幸運や不運」と誤解されていましたが「実は一概にそうともいえない」というのが現代占星術の考え方みたいです。(人間、困難を乗り越える強さや知恵がなければ大きな成功もありえません)
とはいえ、普通は「不調和」だと考えられている90度や180度の角度が物事に影響力(パワー)をあたえる”強い角度”であることは間違いないようです。
(占星術には他にも45度や72度、135度、150度など”マイナーアスペクト”と呼ばれる度数もありますが、ややこしくなるのでそれは別の機会に)
弦楽器の不思議
その度数の影響を弦楽器なら具体的に感じる(聞ける)ことができます。
例えばギターならば、6本のうちどの弦でも、ぴんと張った1本の弦のちょうど真ん中、つまり12フレットの真上に軽く左指をそえて右手で弦を弾くと「ポーン!」とその弦のオクターブ上の音がきれいに響きます。(ハーモニクス奏法というテクニックです)
さらに弦に触れるのが5フレット(90度)の上だとさらに高いオクターブ音が響きます。
また7Fの120度あたりでも軽く響きますが、これはオクターブ音ではなく開放弦の5度上の音です。
しかしこれら以外のフレット上だと、こんなにクリアには響きません。
これも音同士の度数の関係によるもので、だから、180度、90度、120度の度数というのは影響力の強い(響き合う)度数なのだと自分は考えています。
人間関係を決定するのも星と星の角度とハーモニー?
そこで自分は「音階や星座だって角度や度数の違いで調和しあったり、不協和音を出しあったりするのだから、人間同士だって、その人たちの持つ度数(つまり「気」など)に影響して、お互い調和しあったり、不協和音が生まれることもある」と考えるわけです。
きっと出会ってすぐに仲良くなれる人同士は、お互いの体内で「ポーン」ときれいに響き合える調和しやすい星の角度(たとえば金星と太陽が120度とか)の関係をもっているはず。
逆に不協和音を持つ者同士が出会うと(たとえば金星と土星が90度とか180度)不協和音が生じる。
だから仲良くなるには、やはり、”それなりの努力”が必要だが、その相性が悪い者同士が協力し合えれば逆に大きな力も発揮できる。
ちなみに音楽の場合なら、不協和音と言われている音同士(例えば「ド」と「ソ♭」=♭5度の関係)だって、そのミュージシャンのセンスで”超かっこいい響きの演奏”が出きることもあります。
ということは苦手な相手とだって付き合う方法次第で楽しい化学反応が生まれるかもしれない。
いまやコロナ騒動をはじめ、いろんな問題で人と人との関係が分断されていくこの社会。
もしかしたらそんな風に考えると、しんどい人間関係も少しは楽になるかもしれない。
この世には目に見えないけど、希望に満ちたものがたくさん残っているはずです。
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