またお盆がやってきました。
いつもなら家族がおおぜい集まり、人とのつながりをあらためて実感する季節なんですが、今年は帰省客も少ないみたいです。
地方のおじいちゃんおばあちゃんはさぞや寂しいことでしょう。
お盆にであったひとびと
毎年お盆は独特の寂しさがありますが、お盆は人と人とのご縁を考えるときでもあります。
だからお盆の時期のロケってかなり印象的にのこることが多いんです。
そして、後から振り返ってみるとそれは不思議なご縁でつながっているように感じることがあります。
5年前の夜。大雨のお盆に行われた京都の送り火。「熊本地震義援」と描かれた舟灯籠の光景は一生忘れないでしょう。
3年前。お盆の野球大会を取材に釜石を訪ねたときの思い出は長谷川さんの「ぼんやきゅう」という一冊の絵本になって残りました。
不思議なご縁・・・伊根のおばあちゃん
そして8年前のお盆に京都府伊根町で出会った86歳の可愛いおばあちゃん・・・残念ながら昨年なくなられたと聞きました。
暑い中、スタッフを一人住まいの家に招待して麦茶をごちそうしてくれました。デイサービスでのたのしい出来事を語る時の優しい笑顔はわすれられません。
今年の5月にコーナーの再放送番組を偶然見ていたご家族からいただいたメールで知ることができました。
そこには「おばあちゃんの元気だった姿をテレビで見られてよかった。感謝します」とつづられていました。
テレビ屋にとってこれほどありがたい言葉はありません。
その時のシーンにBGMで流れていた優しい音楽がありました。
わたなべゆうさんというミュージシャンの「おひるねハンモック」という曲です。
今年のお盆前にロケで訪れた京丹波町の旧小学校で偶然その事を知りました。
そこで、わたなべさんのお友達のご夫婦と偶然知り合ったんです。
そのご夫婦も渡辺さんの音楽でいつも励まされていると聞きました。
僕の心の中で、伊根町のおばあちゃんと京丹後市の旧小学校がつながりました。
こういうご縁って、年をとればとるほど大切にしたいと思うようになるもんです。
昨夜は2年前に他界した母の迎え火をおこないました。
大好きだったお揚げさんをお供えしました。
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