昨日は猛暑の中、京都大原にロケの下見に行ってきました。
ここは9年前にも「とびだせ!えほん」というコーナーの取材で訪れた場所です。
京都の観光地と言えば暑いイメージですが、大原はかなり北の方なので緑の山に囲まれており、美しい川の水と山から吹く風のおかげで都会に比べると2,3度は涼しいんじゃないでしょうか。
坂道を2時間以上歩くとさすがに汗だくになりますが、それでも、のんびりした田園風景は眺めているだけで心がなごみます。
ところでなぜ大原に行ったのかと言うと、以前ここで撮影した大原三千院のお地蔵さまと、なぜかもう一度会いたくなったからです。
苔むした庭に寄り添うように並んだ2体のお地蔵様は有名ですね。
以前、絵本作家の長谷川義史さんがここで描かれた絵を覚えている方もいるかもしれません。
ぼくはこの絵が好きでよく額縁に入れた絵葉書をながめています。
「よりそうて よこならびがええねんなあ・・・」いい言葉です。
この日の大原はお盆前ということでお客さんも少しは来ていましたが、それでも「例年に比べれば静かすぎる」と三千院の門前の土産物屋さんも寂しそうな顔をしていました。
もちろんほとんどの方がマスク姿です。
世間ではあいかわらず「ソーシャルディスタンス」と叫ばれています。
人と人との距離はしかたがないにせよ、心の距離までがますます遠くなっていく気がするのは僕だけではないでしょう。
そんな世の中に2体寄り添うお地蔵様は僕らの目にどう映るのか?
お盆明けにもういちど大原を訪れます。
0 件のコメント:
コメントを投稿
ご意見