テレビを見ている視聴者に長谷川さんに描いてほしい思い出などを募集しますと、ありがたいことに毎回多くのメールをいただきます。
やっぱり子供時代の楽しい行事や、家族やペットたちとの思い出に関するリクエストが多いのですが、そのなかでも今回はお祭りに関するメールが数件ありました。
そして僕と長谷川さんが気になったのがある露天商さんからいただいたお便りメールです。
お祭りの露天商さんからのメール
今年のコロナ騒動で各地のお祭りはのきなみ中止です。でもその露天商さんは仕事がなくなることを嘆くのではなく、子どもが楽しむ姿が見られないことを悲しがっていました。
さて、このお絵かき企画は長谷川さんの描く絵はもちろんですが、それ以外にも楽しみがあります。それは長谷川さんが何を考えて、どのように筆を走らせているのかを知ることです。
今回のお祭りの絵を描いている時に語ってもらったのが「筆の持ち方」
画伯は筆を持つ時、かなり端っこの方を握ります。
お祭りの絵には「泥の河」少年たちがいた
そして描き始めて1時間弱。絵も終盤にさしかかり、お祭りの縁日の風景も完成間近です。
祭り囃子の音まで聞こえてきそうな賑やかな風景の中には2人の少年が楽しそうに笑っていました。
この2人こそ長谷川さんが愛してやまない映画「泥の河」にでてくる信雄と喜一。通称 ”のぶちゃんときーちゃん”なんです。
ちなみに長谷川さんが子供の頃の風貌が、すこしのぶちゃん(左の子)にいているそうです。
そういえば何度か見せてもらった幼少時代の写真によく似ています。
特に前髪あたり。
子どもたちの後ろで微笑んでいるたこやき屋のおじさんは、きっとメールをくれた露天商さんがモデルなんでしょうね。
露天商のおっちゃんの思いがこもった絵。見事です。
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