連日の大雨は各地に被害をもたらしています。コロナも東京を中心に再び勢いを盛り返しました。不安が募る日々ですが、制作ディレクターは屋内で編集するしかありません。
「おうちで一緒に絵を描こう3」の編集作業は進んでいます。
細かいカット割りも微調整し、さらに自分で選んだ音楽も加えたところでいよいよ恒例の家人によるプレビューです。
自分の作ったVTRを試写されるのはいつも緊張しますが、もちろん長年連れ添っているお方ですから僕に気を使って言葉を選んでくれます。
でもパソコンのモニターを見ているその横顔を伺えば、どんな気持ちなのかぐらいはわかります。
そしてプレビューははじまった
うちの奥さまは試写する時はいつもコーヒーを片手にご覧になるのですが、昨日は手ぶら。
「いつでもかかってきなさい」という感じです。
それでは!と、おもむろにキーボードのスペースキーを押します。
試写がはじまりました。
まずは前半のVTR
「こんにちは。絵本作家の長谷川義史です・・・」
いつもと同じように穏やかなスタートです。奥さまも穏やかな表情で眺めています。
いきなり傘を手に無邪気に喜ぶ長谷川義史さんの映像。横でも楽しそうに笑っています。
つかみはOKのようです。
つづいて後半のVTR
いきなりの質問のコーナー。
答える長谷川画伯。その答えを興味深そうに聞いている奥さま。
そして今回も視聴者からリクエストをいただいた思い出の風景をいくつか絵にしました。
長谷川さんの描く人物像を見て「こんな人、居たいた」と、奥様が大笑いしています。
いい感じです。
さらに長谷川ワールドが展開するお祭り縁日の場面にも興味深そうです。
ポール・サイモンの「Loves Me Like A Rock」も気に入っているご様子。
そしていよいよクライマック。
そしてディレクターは安堵する
最後の絵は家族にまつわる思い出を絵にするシーンです。
その人物の表情を描く長谷川画伯の繊細な筆先には僕も編集しながら見入ってしまったものですが、彼女もその映像をじっと見つめています。
そしてエンディングの曲が流れ静かにVTRは終了。
見終えてひとこと。
「長谷川さん、かっこいいやん・・・」
はい!そのひとことでOKです。ほっとしました。
というわけで今日ももうひと踏ん張りします。
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