おはようございます。早起きディレクターです。
今週は月曜日から「とびだせ!えほん」の再放送版をおとどけしています。
懐かしく思い出してくれる方もはじめて見る方も、ご覧いただきありがとうございます。
さて、14日は満を持して、というかようやく新作を放送できることになりました。
長谷川義史さんと一緒に、おうちで絵を描こう!
これは先月4月中旬、非常事態宣言が出てロケがいけなくなったことを受けて、長谷川義史画伯と一緒に考えた企画・・・・
というよりも、実は長谷川さんの恩師である大西清和先生(コーナーでも何度か取材させていただきました)からの呼びかけに応えたものです。
4月の上旬に長谷川さんのもとに届いた一通の手紙には
「新学期なのに学校にもいけない子どもたちのためにテレビは何かできないのですか?」
と、すこし憤りの混じった文字が書かれていました。
さらに「こんな時期だからこそ家で見ている子どもたち(大人たち)にむけて長谷川さんが絵を書く楽しみを教えてあげるべきではないか」とつづいていました。
その言葉は前々からコロナで逆境の中でなにかできないか?と考えていた長谷川さんや絵本スタッフの背中を強く後押ししてくれました。
「家の中での少人数の収録ならできるだろう」と考えた我々は、部屋に固定カメラをもちこみ、長谷川さん一人きりの撮影にのぞみました。
それから一週間後、4月23日の放送を目指していたのですが、番組の改編などの都合によって延期になり、ようやく今回に至ったというわけです。
絵を描く心がまえを長谷川さんに教えてくれた 先生
よく知らない方にご説明しますと、大西先生とは長谷川さんの小学校5,6年生時代の担任の先生で、去年発表した絵本「おおにしせんせい」のモデルとなった方です。
そこには子供時代に長谷川さんが恩師から実際に学んだことが描かれています。
大西先生は授業の丸一日をつかって(急に授業を変更して!?)図画工作の時間をもうけるなど、当時からとっても教育熱心で、いつも子供のことだけをかんがえているような心のひろい先生でした。
そしてその教えは、長谷川さんが絵を描く姿勢の原点となっています。
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絵本「おおにしせんせい」 |
慣れない撮影に最初は戸惑いました
そして収録日のお昼すぎ、いよいよ撮影準備を始めたのですが、最初は長谷川さんもディレクターも「こんなやり方で大丈夫だろうか?」とちょっと戸惑いがありました。
スタッフもコロナのことがどうしても気になりますから緻密なコミュニケーションもとりにくいんです。
それは撮影を手伝ってくれた技術さんも同じだったと思います。安全のためずっと屋外で待ってくれていますが一体中で何がどうなっているのかわからないのできっと不安だったのではないでしょうか。
そんな違和感の中、いよいよ撮影ははじまりました。
長谷川さんは最初は何から話していいのかわからず、いきなり自分がいつもロケで使っているカバンの中身を紹介したり。
(その中には色んなものが入っており、これはこれでおもしろい話なのですが、今回は時間の都合でカットしました)
そうこうしているうちにいよいよ本題の「お絵かき教室」が始まるんですが、長谷川さんはやっぱり絵の話になると、とたんに話に熱が入ってきます。
しかも大西先生から教わった絵を描く心がまえも熱く語ってくれています。
今回は「絵を描くための名言」も満載です。
さらに実践編では長谷川さんが本格的に絵を描くシーンを最後まで撮影したんですが、この時の画伯は最初の不安などどこ吹く風で、もうノリノリです。
VTRをみればきっとみなさんも絵が描きたくなるでしょう。
最後は最高に幸せで感動的な絵を描いてくれました。
ちなみに今回は流行のYou Tube的な動画編集を試みてみましたが、こういう遊びも楽しいものです。
こんなご時勢に、楽しみながら仕事ができたのも結局大西先生の熱い想いのおかげです。
いまや大西先生は長谷川さんだけでなく、ぼくらスタッフの心の恩師でもあります。
本当にいつも感謝しています。
そして突然の取材なのに協力してくれた技術さんにも感謝します。
「とびだせ!えほん 特別編」おうちで一緒に絵を描こう!
5月14日 (木)午後3時頃から放送です。
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