明日から「とびだせ!えほん」の再放送がはじまります
おはようございます。早起きディレクターです。
コロナによる非常事態宣言が出て一ケ月余りたちました。われわれTV業界も放送スタイルをアレンジしながら対応していますが、そんな中、明日からは担当している絵本作家・長谷川義史さんの「とびだせ!えほん」も懐かしい映像を再び見ていただくことになりました。
番組名はMBS「おうちにいようよ ぷいぷい&ミント
→「あしたのために ちちんぷいぷい&ミント」(2020年5月)
特別編成の関西のローカル番組での放送で、午後3時くらいからはじまる予定です。(放送は終了しました)
VTRが中心の再放送ですから放送時のスタジオ出演者は登場しませんが、今回は毎日放送の河田直也アナウンサーが進行してくれます。
ちなみに番組前半ではその河田アナウンサーが出演する「昔の人は偉かった」というコーナーの再放送もありますのでこちらもお楽しみください。
11日の放送は「京都市蹴上界隈編」です。
この放送は2012年4月26日(木)。
コーナー第1回目です。
コーナー第1回目です。
長谷川さんはその頃すでにMBSアナウンサーの朗読会にゲスト参加していた関係で毎日放送とはご縁がありました。そこでそれまでの佐川満男さんに代わる新コーナの”絵を描く旅人”として出ていただくことになったんです。
数日後、番組関係者が長谷川さんの自宅に伺ってお願いした時は、出演依頼を引き受けてくれたんですが、実は本心・・・「知らんおっさんがぶらぶら歩いて絵を描く旅なんて視聴者が喜ぶはずがない」
普段の絵本ライブでは達者なおしゃべりを見せる長谷川さんもはじめての収録ではカメラやマイクに慣れず、だいぶ緊張気味です。
しかも今よりずっと口数が多いのは、長谷川さんなりにテレビというものに気を使っていたのでしょう。
このコーナーは、なぜか雨の印象が強い
その理由の一つが一回目から登場したピンク色の傘ではないでしょうか。
今から思えば桜並木の中でピンクの傘を持った長谷川さんの印象は強烈でした。
今から思えば桜並木の中でピンクの傘を持った長谷川さんの印象は強烈でした。
当時はピンク、青、黄色の3本用意していましたが、やっぱりピンクが一番似合っていた。その時に使ったピンク傘は8年たった今も現役です。
傘の軸が歪んでしまったので新しいピンク傘がほしいのですが、あの「あわい色」のピンクがなかなか見つからないのです。
*どなたか同じようなピンクの傘を売っている所を知っている人がいたら教えてください
*どなたか同じようなピンクの傘を売っている所を知っている人がいたら教えてください
VTR前半では蹴上のインクライン(全長582mの世界最長の傾斜鉄道跡)が登場します。
ここでは当然、線路か桜を描くと思っていたらいきなり撮影スタッフを描写しだしました。このへんの毒気のあるセンスはさすが!と感心したものです。
恐るべき記憶力
この頃はまだ歩きながら絵を描くペースがつかめずに至るところで立ち止まっては描きまくっています。
そのスピードには驚きでしたが、その速さのおかげでロケもスムーズに進みました。
ちなみに長谷川さんは簡単な風景や人物なら4、5分で描き終えます。しかもロケ後にまとめて色を塗るんですが、なんと自分が見た色は全部覚えています!
このころは人との出会いのシーンもあまり多くはありませんが、町家で出会った大工の棟梁みたいなタイプは絵にしやすいみたいで一瞬で描き終えています。
しかし美人を描くのは今も苦手のようです。
スタート場面では緊張していたのですが、ほそい路地(ろうじ)が並ぶあたりではようやくリラックスしてきました。こういう風景は根っからお好きなんですね。
ちなみにディレクターはこのシーンで流れる橋幸夫さんの「雨の中の二人」という曲が好きで、この曲のために路地を歩いてもらったようなものです。
しかし美人を描くのは今も苦手のようです。
スタート場面では緊張していたのですが、ほそい路地(ろうじ)が並ぶあたりではようやくリラックスしてきました。こういう風景は根っからお好きなんですね。
ちなみにディレクターはこのシーンで流れる橋幸夫さんの「雨の中の二人」という曲が好きで、この曲のために路地を歩いてもらったようなものです。
そして最後の場面、古川商店街ではコロッケを食べて「滋味?」などと、ベテラングルメリポーターみたいな感想を述べています。
いまでは信じられませんが、これもきっと本人なりにテレビ用に気を使っていたからでしょう。
というわけで「こんな解説いらんわ!」というお叱りの言葉もなく最後まで読んでいただいてありがとうございました。
いまでは信じられませんが、これもきっと本人なりにテレビ用に気を使っていたからでしょう。
というわけで「こんな解説いらんわ!」というお叱りの言葉もなく最後まで読んでいただいてありがとうございました。
それにしても長谷川さんもナレーターの寺田ゆみこさん(の声)も若い。
あさっては長谷川さんが初めてお酒を飲んだ京都伏見編の予定です。
おたのしみに。
11日(月)「京都市蹴上界隈」2012年4月放送分
12日(火)「京都市伏見」2012年5月放送分
13日(水)「京都府伊根町」2012年8月放送分
14日(木)「長谷川通信」おうちで絵をかこうよ! *最新作です
15日(金)「新世界、千日前」2019年4月放送分
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