旅もんのロケチームはたいがい仲が良い
おはようございます。早起きディレクターです。
同じテレビ撮影でもスタジオでの収録に比べれば旅ロケのチームは人間関係がより親密になりやすいものです。
やっぱり寝食を共にしますから出演者とスタッフとの距離が埋まりやすいんでしょうか。
旅ものロケチームでチームワークが悪いというのはあまり見たことがありません。
そんな仲の良い雰囲気はテレビ画面からも伝わってきます。
例えばNHKのBSでやっている火野正平さんの「こころ旅」なども見ていて気持ちのいい番組で、画面から火野正平さんと撮影スタッフの信頼感が伝わってきます。
ちなみに僕は昔ラジオ局でも働いたことがあるんですが、ラジオの場合も少人数ならではの独特のファミリー感があってみんな仲が良いものです。(今はどうなんでしょうか)
そんな、仲良しの旅もんスタッフですが、今まで見てきた中で、スタッフからこれほど愛されている人は見たことがありません・・・それが佐川満男さんです。
昭和35年の歌手デビュー以来「無常の夢」「今は幸せかい」「背広姿の渡り鳥」「かんにんしてや」などでヒットを飛ばし、紅白歌合戦にも4回出場。
その後、役者やらなんやかんや(雑!)で数々の実績を残した大スター。
その佐川さんが2001年から旅人を務めたのがちちんぷいぷいの「前略旅先にて」でした。
11年も続いた老舗の旅コーナだったんですがこのチームは本当に仲が良いです。
僕はコーナーの途中から参加したのですが、自分が部外者だった時代でもはたから見ていてそのチームの仲の良さは際立っていました。
旅ものロケチームでチームワークが悪いというのはあまり見たことがありません。
そんな仲の良い雰囲気はテレビ画面からも伝わってきます。
例えばNHKのBSでやっている火野正平さんの「こころ旅」なども見ていて気持ちのいい番組で、画面から火野正平さんと撮影スタッフの信頼感が伝わってきます。
ちなみに僕は昔ラジオ局でも働いたことがあるんですが、ラジオの場合も少人数ならではの独特のファミリー感があってみんな仲が良いものです。(今はどうなんでしょうか)
そんな、仲良しの旅もんスタッフですが、今まで見てきた中で、スタッフからこれほど愛されている人は見たことがありません・・・それが佐川満男さんです。
心配性で寂しがりやな大スター
昭和35年の歌手デビュー以来「無常の夢」「今は幸せかい」「背広姿の渡り鳥」「かんにんしてや」などでヒットを飛ばし、紅白歌合戦にも4回出場。
その後、役者やらなんやかんや(雑!)で数々の実績を残した大スター。
その佐川さんが2001年から旅人を務めたのがちちんぷいぷいの「前略旅先にて」でした。
11年も続いた老舗の旅コーナだったんですがこのチームは本当に仲が良いです。
僕はコーナーの途中から参加したのですが、自分が部外者だった時代でもはたから見ていてそのチームの仲の良さは際立っていました。
そして2006年に、実際自分がコーナーを担当することになってわかったその秘密・・・・佐川さんってめちゃめちゃ心配性で寂しがり屋さんなんです。
僕はそれを聞いてひっくり返りそうになりました。
普通、出演者をトイレに行かせないディレクターはあまりいません。
「寂しがりや」だから周りのスタッフがほっとけないのでしょう
「朝はトイレに行かせてね」
忘れもしないのが某ホテルのロビーで佐川さんとはじめて顔合わせをした日のこと。
2006年の10月です。
佐川さんとしては「新しいディレクターがどんなやつか」かなり心配だったんでしょう、
最初はかなり緊張気味です。そしてしばらくたって佐川さんがはじめて口を開いた言葉が
佐川さんとしては「新しいディレクターがどんなやつか」かなり心配だったんでしょう、
最初はかなり緊張気味です。そしてしばらくたって佐川さんがはじめて口を開いた言葉が
「朝はトイレに行かせてね」でした。
僕はそれを聞いてひっくり返りそうになりました。
普通、出演者をトイレに行かせないディレクターはあまりいません。
今ひとつおっしゃってる意味がわからないけど、その時は「任せてください」と適当に笑顔で答えておきました。
でもその理由はロケ当日に明らかになります。
佐川さんは一度大病をされてるので食後に薬を大量に飲まなければなりません。
だから食事に時間が長くかかるうえに何度もトイレに行かなければならない。そんな時間でロケに迷惑をかけないよう気遣っていたんでしょう。
ディレクターとしてはそれくらいは問題ありませんが、時に取材先が決まっていて急いでいる場合はちょっと焦ることもあります。
佐川さんは一度大病をされてるので食後に薬を大量に飲まなければなりません。
だから食事に時間が長くかかるうえに何度もトイレに行かなければならない。そんな時間でロケに迷惑をかけないよう気遣っていたんでしょう。
ディレクターとしてはそれくらいは問題ありませんが、時に取材先が決まっていて急いでいる場合はちょっと焦ることもあります。
なぜなら佐川さんはとにかく動作が上品すぎる(つまり遅い)
そして衣装の着替えが遅い。特に寒がりですから冬場は厚着だから尚更時間がかかる。
あと、これはどうでも良いですけど、本番中よくセリフを噛む。
一度はVTR冒頭挨拶の「角さーん」という一言だけで何度も噛んでました。(本当です)
そして衣装の着替えが遅い。特に寒がりですから冬場は厚着だから尚更時間がかかる。
あと、これはどうでも良いですけど、本番中よくセリフを噛む。
一度はVTR冒頭挨拶の「角さーん」という一言だけで何度も噛んでました。(本当です)
神戸生まれのスター歌手
でも、それを補ってあまりあるのが鷹揚な人柄です。
佐川さんは神戸生まれで、やはりそのおしゃれな雰囲気は神戸人ならではのものなのでしょう。
見た目も声もダンディーですし服や小物のセンスもいい、しかも絵はもちろんのことギターもかなり達者です。
でもそれだけ魅力がありながら、ご本人はいつも何か(小さなことで)で悩んでらっしゃいます。
きっとそのギャップや大ボケぶりがファンやスタッフを惹きつけるのでしょう。
佐川さんとロケをしているといつも何か小さな事件が起こります。一度はクマに襲われたことも・・・おっと、それはまた別の機会に。
きっとそのギャップや大ボケぶりがファンやスタッフを惹きつけるのでしょう。
佐川さんとロケをしているといつも何か小さな事件が起こります。一度はクマに襲われたことも・・・おっと、それはまた別の機会に。
愛される人柄でスタッフの結束がさらに固まっていく稀有なおじさん。
いつまでもお元気でいて欲しいものです。
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