ディレクターをしているといろんな人と出会い、いろんな人の考えを知ってそこから学ぶ機会も多いものです。
時にそれは会社の先輩や友人、時にライバルとなるディレクターの時もあります。
また放送局の人々やタレントさん文化人だったりもします。
取材先で出会う、ものづくりに人生を捧げた方々の言葉には、今も教訓として残っているものがたくさんあります。
でも人との出会いは偶然の要素もありますが、時には自分の意思で出会いを決めなければならないこともあります。
例えばカメラマンがそうです。
自分の持ってないものを持っているカメラマンと仕事をする
ディレクターになりたての頃は、カメラマンを指名することなどなかなか出来ません。
「100年早い!」と叱られます。
でもある程度のキャリアを積んでくると一緒に仕事をするカメラマン、自分に相性のいいタイプがだんだんわかってきます。そうなれば自分の意思でカメラマンを決めたほうがいいです。
カメラマンと組むのは年齢性別もあるでしょうし、性格の相性もあるでしょうが、僕は優秀なカメラマンと仕事をすることはディレクターにとっての生命線ではないかと思っています。
それも自分の持ってない長所を持っているカメラマン。
特に僕たちのような旅もの、ドキュメント系のディレクターは特にそうです。
「とびだせ!えほん」チームでコーナーの始まりからずっとカメラを担当している田中さんは僕より10歳も年上の大ベテランです。
特に僕たちのような旅もの、ドキュメント系のディレクターは特にそうです。
(もちろん自分でカメラを回すのもありだとは思いますが)
「とびだせ!えほん」チームでコーナーの始まりからずっとカメラを担当している田中さんは僕より10歳も年上の大ベテランです。
関西のTVカメラマンでは割と知られた方ですから、放送業界ならご存知の方もいるかもしれません。
腕はもちろん素晴らしいし人柄も穏やかな方です。
なかでも興味深いのが、田中さんとはかれこれ20年以上一緒に仕事をさせてもらっているのですが、ディレクターとの距離感が昔から全く変わらないことです。
もちろん時に冗談もおっしゃいますし(これがまたわかりにくい😁)こちらも軽口を叩かせてもらいますが、いざロケ本番になるといつも一定の距離感が保たれます。
もちろん時に冗談もおっしゃいますし(これがまたわかりにくい😁)こちらも軽口を叩かせてもらいますが、いざロケ本番になるといつも一定の距離感が保たれます。
今ではきっとこの距離感が大切なんだと思いますし、ご本人もわかっているのでしょう。
ディレクターとカメラマンの距離感
ディレクターは現場にいるとすぐに焦ったり熱くなったりするもんです。
でも優秀なカメラマンは常にそんなディレクターや出演者、そして周りを冷静に見ながら自分の仕事をきっちりとこなす。
そして他の技術陣にきっちりと的確な指示を出す。
しかも長年の付き合いで当方の演出のクセも見抜いていますから、僕が指示しない時にもきっちりと必要最低限の映像をおさえています。
(やたら多くのインサートを撮っているわけではありません。それがまた良い)
で、家に帰ってプレビューしてみると予想以上の映像がしっかり撮れているわけです。
で、家に帰ってプレビューしてみると予想以上の映像がしっかり撮れているわけです。
若い頃は年齢も近くプライベートでも仲良しのカメラマン(しかも腕も良い)と仕事をする機会もよくありましたが、なぜかそんな時は結果がイマイチの場合が多いようでした。あんまり仲が良いとお互いどこかに甘さがでるのでしょうか。
まあそれはそれで楽しいものですが。
そんなベテランカメラマン田中カメラマンともこのコロナ騒動で一緒に仕事ができない状態です。
もはや片腕をもがれたような状態ですが、今はじっと自分のできることをしながら時がくるのを待つしかありません。
音声の鈴木さん、ドライバーの山本君、そして長谷川さん。
とにかく今の状況を乗り越え、また再び大好きなチームと仕事ができる日が1日でも早く訪れることを祈るだけです。
まあそれはそれで楽しいものですが。
早く平穏な日々が戻りますように・・・
そんなベテランカメラマン田中カメラマンともこのコロナ騒動で一緒に仕事ができない状態です。
もはや片腕をもがれたような状態ですが、今はじっと自分のできることをしながら時がくるのを待つしかありません。
音声の鈴木さん、ドライバーの山本君、そして長谷川さん。
とにかく今の状況を乗り越え、また再び大好きなチームと仕事ができる日が1日でも早く訪れることを祈るだけです。
鶏とTカメラマン 鹿児島にて |
0 件のコメント:
コメントを投稿
ご意見