岬町ってごぞんじですか?
おはようございます。早起きディレクターです。
とつぜんですが、岬町ってご存じですか?
大阪の一番南にある和歌山に面した町です。
関西の人間、それもそこそこ歳をとった人には「みさき公園遊園地」がすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。
その遊園地もこの3月いっぱいで親会社の南海電鉄が撤退。
ひとまずその役目を終えるんだそうです。
昭和にできた思い出が、またひとつ消えていくんです。
その岬町に生まれて初めてロケの下見(ロケハン)で訪れたのですが、印象的だったのが町のどこからでも見える遊園地の観覧車です。
みさき公園、いや今や町のシンボルとも言える赤黄青色の観覧車はゆっくり
ゆっくり回りながらまるで自分の時間がとまってしまう瞬間をじっと待っているようにも
見えました。
ゆっくり回りながらまるで自分の時間がとまってしまう瞬間をじっと待っているようにも
見えました。
そんなことを考ええながら間近で見ようと、みさき公園駅の駅舎を出た時にはなんだか感傷的な気分にもなりました。
昭和の思い出は消えていく
思えば今から23年前。
柏原市にあった玉手山遊園地に生まれてはじめて訪れた時もそうでした。
その時は「閉園する遊園地」が取材のテーマでしたが、確か園内の遊具は
はるか遠国の中東の国へ引き取られると聞いた記憶があリます。
もうすぐいなくなるメリーゴーランドやコーヒーカップ。
古びた観覧車の姿がどこか身寄りのないおばあちゃんみたいで寂しげだったのを
覚えています。
でもしょせんそれは、安い感傷です。
ずっと長いこと見向きもしなかったのに、いざなくなるとなると僕らはいつも勝手に
残念がり勝手にノスタルジックになります。
いつも後の祭りです。
その時は「閉園する遊園地」が取材のテーマでしたが、確か園内の遊具は
はるか遠国の中東の国へ引き取られると聞いた記憶があリます。
もうすぐいなくなるメリーゴーランドやコーヒーカップ。
古びた観覧車の姿がどこか身寄りのないおばあちゃんみたいで寂しげだったのを
覚えています。
でもしょせんそれは、安い感傷です。
ずっと長いこと見向きもしなかったのに、いざなくなるとなると僕らはいつも勝手に
残念がり勝手にノスタルジックになります。
いつも後の祭りです。
こうして昭和の思い出は次々と消えていくのです。
そして10日ほどたってむかえたロケ本番。
遠くに見える観覧車は相変わらずどこか寂しげでしたが、町中では朝から元気なおばあちゃん
と酒好きのおじさん達、そしてたくさんの年寄り猫とたくさん出会えました。
みなさん遊園地の閉園は惜しみつつも、明るい日差しのもと、とっても穏やかで
幸せそうに見えました。ロケハンの時にやたら感傷的になっていたのが嘘のような陽気さです。
「とびだせ!えほん」岬町のロケ本番。
遠くに見える観覧車は相変わらずどこか寂しげでしたが、町中では朝から元気なおばあちゃん
と酒好きのおじさん達、そしてたくさんの年寄り猫とたくさん出会えました。
みなさん遊園地の閉園は惜しみつつも、明るい日差しのもと、とっても穏やかで
幸せそうに見えました。
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